全国の高校の教職員組合が参加する全国高校組織懇談会を中心に、「高校生の修学と進路を保障するキャラバン行動」がとりくまれています。新潟県内では8月2日に行われ、街頭宣伝は新潟市内で夕方に行われました。

街頭宣伝には、富山高等学校教職員組合や福井高等学校教職員組合、新潟県内からは、新潟県教職員労働組合新潟公立高等学校教職員組合が参加。また、にいがた青年ユニオンもリレートークに加わりました。

富山の代表は、40歳になっても奨学金の返済をし続けており、住宅ローンと合わせて引かれるので本当につらいと述べました。教育予算を増やすことで授業料の無償化や少人数学級を実現すべきと訴えました。

福井の代表は、OECD諸国の平均なみに教育予算を確保すれば、質の高い教育を子どもたちに届けることができると文科省と交渉したことについて述べました。

にいがた青年ユニオンからは次のように訴えました(全文書き起こし):

みなさん、こんにちは。にいがた青年ユニオンの山崎と申します。
今日はブラックバイトのことについて、お話をさせていただきたいと思います。
高校生や大学生がアルバイトをするというとき、みなさん何を思い浮かべるでしょうか。ちょっと前までは、社会勉強のためとか、お小遣いのためというのが理由だったかと思います。しかし、いまは違います。生活費や学費のために働いています。
学費、考えてみてください。非常に高いですね。
奨学金、借金です。
お父さん、お母さん。給料あがりましたか。おじいちゃん、おばあちゃん、年金は下がりましたね。家の人も支えられる状態ではないのです。
だから、高校生や大学生がアルバイトをしなければならない状況になっています。
では、その職場の方はどうなっているでしょうか。
目の前に、高級百貨店があります。たとえば、あの中のアパレル店などでは、店長さんは正社員でも、他はみんな契約社員。そんなことはざらにあります。
高校生や大学生がよくアルバイトをするコンビニエンスストアはどうですか。スーパーはどうですか。みんな、パートじゃないですか。そんなところに学生バイトが放り込まれるわけです。
いま、パートやアルバイトは人手不足です。貴重な戦力になっています。
だから、「テスト前に休ませてもらえませんか」「学校行事があるのでちょっと遅れさせてもらいたいのですけれども」、そんなことを言っても聞いてもらえないということがたくさんあります。
あまりにもひどいのです。「辞めさせてくれ」とお願いしたら、ある高校生はこう言われました。
「お前は人としてどうか」、「裏切り者だ」、そんなことを言われたと言って相談に来た人がいます。
考えられますか。そんな大人の社会で私たちは生きています。
この問題、どうしたら解決できるでしょう。
つい先日、政府もコンビニ業界などに、そういうことはやめなさいと要請をしました。ひとえに、ブラックバイトという言葉が浸透し始めて、皆さんが関心を持って、世論が盛り上がってきた。そのために、ようやくここにきて改善が進みつつあります。
ですが、本質的には、何をしなければいけないか。
それは、学費を安くする。奨学金は給付制にする。アルバイトがたくさんいるような職場はやめさせる、ちゃんと正社員にしなさいということを政治の世界でやっていく。そういうことが必要ではないかと思います。
また、ぜひみなさんもおうちに帰ったら、子どもさんと話をしてみてください。自分の働き方はいまこうだ、ところでお前のアルバイトはどうなっているんだ、親子で話をしてみてください。そういう一歩一歩がブラックバイトをなくしていく動きになっていくと思います。
いまブラックバイトは本当に深刻です。
週3回しか入れませんと言っているのに、それ以上シフトを入れる。大人と子どもの力関係を使って、子どもを酷使しています。私が危惧していることは、そうしたことが子どもたちの人間形成に悪影響を与えるのではないかという点です。
親御さんが大事に育て、親戚一同大切にして、近所のおじさんおばさんが一生懸命見てきた、その小学生や中学生が高校生になった途端に悪い大人が「裏切り者だ」などと罵倒する。そんなこと許せません。
ブラックバイトの問題は高校生、大学生の問題ではなくて、大人の問題です。
ぜひ皆さんと力を合わせて、このブラックバイトをなくしていこうじゃありませんか。よろしくお願いします。ありがとうございました。

最新情報をチェックしよう!

この記事へのコメントはこちら