「存在価値がない」「もう疲れた」死にたい人、鬱っぽい人に知ってもらいたいこと

自分の存在価値なんかない、もう早く死にたいと相談メールを送ってこられたケースをご紹介します。

この方は、病院でうつ病であると診断を受けたとのことですが、「そんな弱い自分が嫌い」と、自分の状況を受け入れられずにいます。そのため、休息を取らずに無理に動いているようですが、その結果、「もう疲れました。楽に死にたいです」というような状態になっています。

実は、このようなメールは、たくさん寄せられます。
原因については人それぞれですが、ショックなこと、不安なことがある、それを発散させる場所がないと、うつ病になることがあります。

ストレス

日常的に、人はいろいろなストレスに晒されていますし、わずかばかりのストレスには、耐性があります。
たとえば、「暑い」。
これもストレスです。
それに対して、汗をかいて、体を冷やそうとしますし、体がだるくなって、あまり動きたくなくなります。水分をほしがるのもそうですね。
押されたら、押し返そうとする。
それが私たちの正常な反応です。だれにでもこうしたストレス耐性があるのです。

でも、その限界を超えると、気持ちの上で消耗して、ストレスに対抗することができなくなります。
そのような状態が、うつ病です。

つまり、心の充電池が、もうすぐ切れそうという状態です。

限界は人によって異なります。
だから、同じストレスに晒されても、平気な人とそうでない人がいます。

ストレスに強い人にあこがれるかもしれませんが、そうとも言えませんよ。
先ほど暑いこともストレスだと言いました。
暑さに耐えることが強かったらどうなるでしょう。
暑い中でも一生懸命、もくもくと仕事をするかもしれません。
そして、知らないうちに熱中症で倒れるかもしれないのです。

つまり、これは危ない状況だよと身体が教えてくれていると考えてみたらどうでしょう。
我慢が足りないのではありません。
より安全装置がしっかりしているのです。

さて、そんな強弱はありますが、誰であっても、いずれは限界が来ます。
強いストレスがかかりすぎる状況は誰にとっても好ましいものではありません。
職場であれば、長時間労働をなくす、パワーハラスメントをなくすといった方策が第一でしょう。

病気

うつ病になったら

実際に、うつ病になってしまったらどうしたらよいでしょうか。

  1. 病気を理解する。
  2. 考え方を見直してみる。
  3. 病院へ行き体調を整える。

まずは、この3つがオススメです。

まず、病気について理解してください。
いつまでこの状況が続くのか不安になるでしょう。
そこで、どういう病気なのか、どう対処したらいいのか、それについて理解すると少し安心します。

考え方について見直してみましょう。
逃げることがかっこわるいと思っているかもしれません。
でも、いまは逃げて、自分の身を守ることも大切です。
絶対にこう、かくあるべき、と決めつけない方が選択肢が増えます。

先に、ストレスに強い人にあこがれるかもしれないけれど、危ないこともあるという話を書きました。ストレスに弱いと考えるのではなく、安全装置がしっかりしていると考えることは、考え方を変えてみた実例です。

これについては、認知行動療法と呼ばれる方法が知られるようになってきました。詳細は、「図解 やさしくわかる認知行動療法」などに譲ります。

もちろん、精神科や心療内科の医師の診断を受けてください。
自分がどんな症状なのかお話しすると、それにあった薬を出してくれますが、ただ、眠れないという症状に対して眠れるような薬を出すというふうに、症状を緩和してくれるのであって、うつ病となった原因まで取り除いてくれるわけではありません。
うつ病となる原因は、人それぞれですが、それについてはいずれ自分で何とかしなくてはいけません。
その準備のためには、まず体調を整える必要があります。

それと同時に、生活のことも気になるでしょう。
仕事はどうするか、仕事を休んだら生活費をどうするか、学校を休んだらどうなるか、そういう不安が出てきます。
これらは一人で悩んでいてもよい結論は出ませんので、それぞれの相談窓口で自分の不安について話をして、いくつかの選択肢を示してもらうのがよいでしょう。自分で動くことができなければ、家族や信頼できる人に相談してみてください。あまりにもつらいときは、ちょっと考えないでおくという方法もあります。今やらなければならないではなく、ちょっと後でやるというふうに考え方を変えるのです。

最後に。
私たちは、にいがた青年ユニオンという労働組合です。
職場では数ヶ月ごとの更新があるかどうかと不安にさらされ、その結果、とうぜん生活も不安定になりがちです。
突然失業した人、ホームレスになりそうになったという人もいます。
そういう人に共通して、精神的な悩みにさいなまれ、問題解決をより困難にします。
私たちは労働組合ですが、そういうつらい経験をしてきた人たちが加入しているので、あなたの気持ちのつらさについても何とかできるものなら何とかしたいと考えています。

家族や友人、同僚には言いにくいことであっても、ありがたいことに、ここにはそういう経験を持っている人もいるので、それをお互いに話すことができます。

こういう悩みを話す相手がいなくて、もっと悩んでしまうというケースもあります。
そういう方にとってはよいかもしれません。

なお、ここに記載のことは、その経験からお話ししたことであって、医師から指示があれば、そちらを優先してください。

心の充電池がもうすぐ切れそうなあなたを、無理にもっと使えば、電池ゼロになるのが早まるだけです。
今は充電すべきときではないでしょうか。

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