同一労働同一賃金、あなたはどう思いますか?

「同一労働同一賃金」という言葉は、聞いたことがあるでしょうか。
同じ仕事をしていれば、同じ賃金を与えられるべきという原則を表した言葉です。

労働者間で格差

当たり前の原則に見えますが、現実にはそうなっていません。
最近は、長く勤めているパートタイマーが新採用の正社員を研修するといったことも珍しくありません。本来、そういう関係であるのなら、賃金は新規正社員よりもパートタイマーの方が高くなければなりません。でも、現実は異なります。

非正規労働者というだけで、給料体系が違って、昇給がほとんどなく、一時金(ボーナス)もなかったりします。休暇制度も違ったりします。

何か変ですね。

そこで改めて考えなければいけない「同一労働同一賃金」の原則です。

簡単ではない

実は、厚生労働省も同一労働同一賃金について検討しています。

同一労働同一賃金特集ページ(厚生労働省)

なら、すんなりと話が進むのかと言えば、そうではありません。いろいろな思惑が絡んでいるからです。

図にしてみました。

同一労働同一賃金を巡る思惑

使用者である経済界は、現在のまま進めば、少子化が進み国内市場が縮小しますから、長い目で見れば困ってはいます。だからといって、人件費の総額が増えるのでは困るし、あまりにも不満がたまり、労働運動が盛んになって労働者全体が団結しても困ります。

正規労働者は、家族を養うために長時間労働を行うし、転勤などにも応じています。昇給、家族手当、住宅手当、一時金がなくては困ります。同一労働同一賃金を行うときに、自分の賃金には低下圧力が加わることは目に見えているので、内心面白くありません。また、正規労働者だけで作る労働組合の場合、非正規労働者を景気の調整弁として使ってきたところもあります。

非正規労働者は、長年働いても昇給がほとんど見込めないので、将来の生活を不安に思っています。さらに、重い責任を持たされるようになり、場合によっては正規労働者とほぼ同じ業務をしています。できるだけ早く同一労働同一賃金にしてもらいたいと思っています。また、業務に関する能力を査定して、賃金に反映してもらいたいとも。

ちなみに、政府は当然ながら使用者とほぼ同じ立ち位置です。

さて、どうする?

みなさんなら、この給料体系についての思惑の違いをどう裁くでしょうか。

私なら、こうしたいと思います。

  • 最低賃金は、次世代を育てることのできる金額にします。当然、残業を前提としません。
  • 職種、資格などによって、上乗せします。これは雇用市場の相場によって決まります。
  • 業務の能力は、客観的に査定して、賃金額の一定の範囲内で反映します。
  • 会社の規模等に応じて、賃金の格差が少なくなるようにします。
  • 家族手当や住宅手当などは、公的なサービスへ移行させます。

終身雇用や年功序列は、すでに壊れています。
何もしないでいると、歩合給のようなものになりかねません。
労働者の生活を守るための、新しい賃金理論が必要なのではないでしょうか。

たくさんのことを我慢して頑張っているうちに、いつの間にか自分の人生を仕事やお金に握られてしまっていると感じませんか?

ここでは、あなたはお客様ではありません。
あなたも私も同じ、人生の主人公です。

労働組合には、心と体を守るためのたくさんのツールがあります。
一緒にその使い方を学び、身につけませんか?

にいがた青年ユニオンは、労働者自らが真剣に運営する労働組合です。職場との関係、同僚との関係、生活上の心配事なども含めて、あなたと一緒になって考え、共に行動します。

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