最低賃金を大幅に引き上げることが変化する社会に対応することだ

まもなく最低賃金の全国目安が出ると言われています。

なんで密室協議!?

最低賃金額は、すべての労働者、使用者に影響が出ます。
最低賃金ぎりぎりで働いていなくても、です。
なぜなら、一番下の賃金水準が上がれば、その上の人はちょっと上に上がり、さらに…を繰り返すので、遅れながら賃金水準全体が上がっていきます。

最低賃金が上がればみんなの賃金は上がる

それなのに、最低賃金審議会は、密室で審議されていて、どんな話し合いをしているのかわかりません。
それは困ります。
だから、ニコ生で配信してほしいと思っています。

区分けするの!?

いま行われている中央審議会は、都道府県を4つのランクに分けて、だいたいいくら上げるのが妥当うんぬんと結論を出してきます。東京都はAランク。新潟県はCランク。
新潟は、真ん中よりも田舎だから、上げ幅は低くていいじゃないと言われるわけです。
ふざけないでほしいですね。
中央と地方の格差を広げて、どうするんでしょう(怒)

大幅引き上げ!

かつて、政労使合意で「2020年までに最低賃金1000円」としていました。
それなのに、現政権は「3%ずつ上げる」と言っています。
遅い。
それだと2023年です。

そもそも、時給1000円で働くと、年収200万円になりません。これだとワーキングプアです。
最低賃金がワーキングプアを作ったんでは、意味がありません。

新潟の最低賃金が753円、東京が932円ですが、いずれも、大幅引き上げが必要です。

最賃がこんなだからこうなる!

最低賃金がわけわからない水準になっているから、こうなるという実例を挙げます。

ハードオフの店頭求人

これは、新潟の企業として有名なハードオフコーポレーションの店頭求人です。
上は新潟市内、下は東京都内で、いずれも2017年7月に撮影しました。

パートタイマーとして採用されるとすぐに「トレーニー」と呼ばれます。見習い期間のようなものでしょうか。
新潟では時給780円、東京では時給950円です。
もろに最低賃金の差が出ているのがわかるでしょう。

その後、通常のパートにランクアップしますが、3ランクあります。
その上になると、「シフトリーダー」です。
新潟では890円、東京では1030円です。

おそらく他の従業員に対する研修のできる人でしょう。
「トレーナー」は、新潟で930円、東京で1050円。

そして最後です。
「スイングマネージャー」は店長代行業務のできる人です。
新潟で980円、東京で1100円です。

問題点がわかってもらえたでしょうか。
まず、最初の時点で、最低賃金の地域間格差がもろに出てきます。
そして、昇給したとしても、しかも、その役割がトレーナーや店長代行のような重責であったとしても、賃金の上げ幅が低いと言うことです。

非正規労働者が安上がりの労働者として、どんどん増やされてきました。
結果として、正社員は管理職的な仕事にシフトして、パートタイマーが基幹的な役割に出てきました。
そういうふうに変化してしまったのです。
かつて、最低賃金は、学生バイトや主婦パートで、家計補助だったかもしれません。
ですが、いまは違います。
非正規労働者であっても、「店長代行」をしているのです。

これは、ハードオフコーポレーションが悪いのではありません。
消費者の収入が増えない、支出が増えるという結果、こうしたサービス業の会社にお金が回らないのです。
その結果、そこで働く労働者に賃金として回らず、役割だけは増えるけれども…以下、ループです。

グローバル企業は黙れ

国内消費をアップさせたいサービス業を経営するみなさんは、消費者の懐が暖かくなる政策を望むはずです。
労働者は、収入が増え、将来に安心のできる政策を望むはずです。
この点で、一致します。

一致しないのは、グローバル企業です。
国内で製品を作らず、海外で作って輸入してしまえという発想があると、安売り競争だけが目的となります。最低賃金なんてどうでもいいことです。
いえ、それ以上です。
日本の市場が縮小することを見越して、海外へ輸出しようという発想があると、国内の下請けに支払う代金をどんどん下げたいので、最低賃金を低いままにしようとします。

一社がやってもどうということはなくても、全体でやったら大変なことになります。
タチの悪いことに、こうしたグローバル企業は力が強いので、大変にややこしい。
それと、あまり言いたくありませんが、たまにそうしたグローバル企業の労働組合も、自分たちを守るために下請け労働者を犠牲にするときがあります。
困ったものです。

でも、あえて言わなければなりません。
グローバル企業、黙れ。
これは、日本の将来がかかっている。

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ここでは、あなたはお客様ではありません。
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