最賃議事録全国調査(1)

労働組合の潮流を越えて最低賃金の大幅引き上げを目指す「最低賃金大幅引き上げキャンペーン委員会」は、6月20日に院内集会を開きます。

にいがた青年ユニオンから、2017年度の地域最低賃金を決定する地方最低賃金審議会の議事録を情報公開し、調査した結果を中間報告します。

その結果について、公開していきたいと思います。

会議も議事録も非公開

地方最低賃金審議会で、実質的な金額審議を行っている専門部会は、鳥取を除いて傍聴のできない非公開状態です。

しかし、国の機関の会議なので、議事録が作られます。ただし、これも非公開指定されることがあります。そうした非公開文書も、情報公開法に基づいて公開請求することが可能です。

つまり、一般には最低賃金額が決まる結論だけがわかるだけですが、今回の全国調査は、その内容を調べてみようというものです。

不開示にしすぎる労働局がある

国の機関の残した行政文書は、国民の財産です。理由なく不開示にしてはなりません。

今回の全国調査で、最もひどいやり方をしたのは、青森労働局です。
請求の後、開示を決定すると「行政文書開示決定通知書」が送られてきます。その中で、不開示にする部分とその理由を述べる部分があります。

2018年4月27日付で出されたものがこれです。

第2回から第4回までの実質的な金額審議を行った専門部会の議事録を丸ごと不開示にしてあります。このようなものは、全国でただ一つ、青森だけです。

議事録に不開示すべき部分があるとしても、たとえば、タイトル、日時、開催場所、委員氏名、公務員の氏名、ページ番号は、開示すべき部分です。
よく、真っ黒けの開示文書をテレビなどで見たことがあると思いますが、あれはページ番号だけが開示されているため、真ん中が真っ黒になっているわけです。

このようなことをされると、請求したこちらは、審査請求しなければなりません。どうやら1年ぐらいかかるようです。そうなると、せっかくのデータが使えません。
まさか国家機密でもあるまいに、こういうことはしないでもらいたいと思います。

なお、理由の(1)に書かれている自筆署名というのは、議事録署名人の署名部分を指しています。公開することで、クレジットカードを悪用するおそれがありますし、そもそも誰が署名しているかは議事録に書いてありますから、この部分の不開示は、正当なものです。

残りの労働局から取り寄せた議事録も、少しずつご紹介していきます。

最賃議事録全国調査(2)に続く

最賃議事録全国調査(1)

議事録丸ごと不開示にする青森労働局

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コメント

  1. […] 議事録を公開しない青森労働局や、議事要旨しか渡してこない長野労働局のようなものを続けていると、変なものばかりという印象をもたれてはいけませんので、ちゃんとしたものも掲 […]

  2. […] 議事録を丸ごと不開示にする青森労働局や、議事要旨だけ出してくる長野労働局は、大がかりに不開示にしてきますが、その点、今回紹介する沖縄労働局は小さめです。 […]

  3. […] 議事録を公開しない青森労働局、議事要旨しか渡してこない長野労働局などは、労働局の事務局職員の問題です。 […]

  4. […] 地方最低賃金審議会の議事録全国調査を行ったところですが、議事録があっても公開しない青森労働局に続いて、議事録ではなく、議事要旨を公開してくる労働局がいくつかあります。 […]