最賃議事録全国調査(4)

議事録を公開しない青森労働局議事要旨しか渡してこない長野労働局などは、労働局の事務局職員の問題です。

それに対して、愛知地方最低賃金審議会のこの問題は、労使委員の問題と言っていいでしょう。

地方最低賃金を審議することが始まると、最初に、愛知県内の関係労使の誰でもが意見書を提出することが可能です。それと同時に、書面で書ききれない思いもあるので、直接に審議会でしゃべらせてほしいと希望することができます。
たいがいの審議会で、そのような口頭陳述が行われています。

しかし、愛知は違います。
この議事録を見てください。

b8f17ae1e30316c16990060ab60821b6-620x651 最賃議事録全国調査(4)

口頭陳述を希望する意見書が提出された後に開かれた本審です。
中山さんは、公益委員で、この審議会の会長です。
酒井さんは、労働者委員です。
梶原さんは、使用者委員です。

酒井さんも梶原さんも、労働側委員の気持ちと同じだから、話してもらわなくて結構と言っています。
しかし、議事録の別の部分に書いてあるのですが、全国一律最低賃金制度の確立などの要請が出ていますから、ランク制の元で審議している公労使委員とまったく同じ気持ちということはあり得ないはずです。

現在、いろいろな政策を決めていくときには、その制度で影響を受ける当事者の声を聞くというのは、もはや常識になっています。
公労使委員だけで、すべての産業で働く労使の意見を持ち寄れるはずはないのです。こうした閉鎖的なやりかたを採る審議会は少数ですが、まだあります。

口頭陳述を実施する審議会といえども、ひとりにかける時間は、10分~30分程度でしかありません。審議が遅れることもないはずです。通常の政策会議並みに、意見聴取の機会を設けるべきでしょう。

最賃議事録全国調査(5)へ続く

最賃議事録全国調査(4)

意見聴取を拒む愛知の労使委員

この記事が気に入ったらいいね!しよう

にいがた青年ユニオンの最新ニュース情報をお届けします


Twitterでも最新ニュース情報をお届けしています。

最新情報をチェックしよう!