#生活保護は権利

新型コロナウィルスの広がりを受けて、1都3県に加えて、7府県に緊急事態宣言が発出されています。

ここ新潟でも、感染者が増え続けています。

こうなってくると、自助や共助では、どうにもなりません。いまこそ政治の出番です。政治の出番というと、面倒に聞こえるかもしれませんが、政治は私たちの生活そのものです。仕事や暮らしをどう営んでいくか、知恵を絞る必要があります。

生活保護は権利

厚生労働省がホームページで生活保護の申請を「権利」と明記しました。

このことは今までもそうでしたが、厚労省はこの当たり前のことを広報してきませんでした。各地の福祉事務所では、申請を妨げる水際作戦をしたり、一部の政治家が生活保護バッシングをあおったりしていました。私たちのところへ持ち込まれる相談でも、「生活費の貸付けを探しています。生活保護だけは利用したくない」と言われることが少なくありません。

現に生活保護を利用している人からの相談もあります。担当のケースワーカーからひどいことをされる、言われる、上から目線でこちらの話を聞いてくれないといったものも混ざっています。

生活保護制度は、健康で文化的な最低限度の生活を保障します。これは、私たちの権利です。

先ほどの厚労省のホームページでは、扶養、現在地、持ち家、申請書類についての「誤解」があると書かれています。

新型コロナによる特例措置で、生活費の貸付のハードルは低くなっていますが、あくまでも貸付です。この先、必ず返せるようになるでしょうか。新型コロナウィルスには、感染力の強い変異株が生まれています。この先、何が起きるかわからない事態になっています。

無理に貸付制度を利用するよりは、生活保護制度を利用する方がいいケースはたくさんあるはずです。無理せず、生活保護制度を利用しましょう。

もし、水際作戦が行われているようであれば、私たちに連絡してください。レインボーユニオンは、労働組合です。生活保護の利用は、直接に労働条件ではありませんが、生活が崩れていては、安心して働くことができません。これまでも、生活保護の申請に協力したり、生活保護の利用中に互いに協力し合ってきました。一人ですべてやりきることは大変ですが、仲間がいれば、それだけで気持ちの上で楽になります。

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#生活保護は権利

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にいがた青年ユニオンとレインボーユニオン

2008年に誕生した労働組合。労働条件だけでなく、暮らしや健康問題にも強い関心を持つ。どこに住んでいても、どのような働き方でも加入できることから、2020年に「レインボーユニオン」に改名。にいがた青年ユニオンは、レインボーユニオンの新潟県支部になる。

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