人手不足に超過勤務、休みも取れない職場はどうしたら

新型コロナの影響は、いろいろなところに出ています。仕事がないのも大変ですが、仕事を休めないのも大変です。

人がどんどん辞めていきます。しかし、新しい人を雇わず、超過勤務が慢性化しています。病気をしても休むことすらできません。このままだと職員みんなが辞めて、ニュースになるぐらいです。どうしたらいいでしょうか。

労働組合を作って交渉しよう

使用者は、誰かが辞めても、その分の仕事を今いる労働者にかぶせてしまえばいいということに気がついています。だから、新規に雇おうとしません。こうしたときは、みんながバラバラに動くのではなく、集まって話し合いをしましょう。

まず、労働組合を作ります。

労働組合は簡単にできます。労働者が2人いればいいのです。

労働組合は、会社と対等な立場で交渉できます。交渉そのものを会社は拒否することができません。いままでは、労働者個人として上司に伺いを立てていただけですが、これからは違います。

使用者が誠意を見せない、今の問題点を解決しようとしないなど、理不尽な態度をとるようなら、ストライキをしましょう。

ストライキは、組合員がいっせいに仕事をしないという方法です。自分たちにも賃金は発生しませんが、使用者は慌てることでしょう。なぜなら、会社の業務がすべてストップするからです。そのことによって初めて、労働者の力がなければ営業が成立しないことを知ることになります。

また、ストライキ中は、街に出て、会社が不当なことをしていることを市民に訴えましょう。仕事というものは、私たちにとって生活費を得るためのものですが、それと同時に、自らの能力を発揮したり、働く仲間を作ったりして、人間として成長するものでもあります。人間を食い潰すようなことをしている会社は、ブラック企業ですから、市民の皆さんに知ってもらう必要があります。

ストライキは、正式な手続きを踏んで実施しますが、ストライキによって会社が損害を受けても、労働組合やその組合員に賠償請求されることはありません。街頭宣伝しても、事実に基づいて行えば、何ら問題はありません。

使用者は、同盟罷業その他の争議行為であつて正当なものによつて損害を受けたことの故をもつて、労働組合又はその組合員に対し賠償を請求することができない。

労働組合法8条

労働組合を作るときには、職場でリーダーになるような人を仲間につけて進めるといいでしょう。あきらめは、たたかいの邪魔になります。労働組合を作って未来を切り開きましょう。

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にいがた青年ユニオンとレインボーユニオン

2008年に誕生した労働組合。労働条件だけでなく、暮らしや健康問題にも強い関心を持つ。どこに住んでいても、どのような働き方でも加入できることから、2020年に「レインボーユニオン」に改名。にいがた青年ユニオンは、レインボーユニオンの新潟県支部になる。

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