心の病で仕事を継続できないときは

精神疾患にかかりました。しばらく休職していますが、復職できそうにありません。今後の生活のために雇用保険を利用できるのでしょうか。

失業保険の対象になるか

精神疾患に限らず、心身の疾病等の理由で自己都合退職すると、正当な理由のある自己都合退職者と判断されるかもしれません。判断は、ハローワークが行います。

ただし、失業保険(基本手当)は、就職の意志があることが前提です。精神疾患にかかっている状態で就職することができないときは、すぐには受給できません。

失業保険を受給できる期間は、原則として離職した日の翌日から1年以内ですが、その間に病気、けが、妊娠、出産、育児等の理由により引き続き30日以上働くことができないときは、その働くことのできなくなった日数だけ、受給期間を延長することができます。

ただし、延長できる期間は最長で3年間となっています。

できる限り早期にハローワークへ申請してください。

傷病手当金の確認を

すでに確認したかもしれませんが、傷病手当金は申請できたでしょうか。

傷病手当金は、病気休業中に労働者とその家族の生活を保障するために設けられた制度です。協会けんぽ等の健康保険に加入していれば、受給できる可能性があります。

精神疾患のために休職し、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。 会社に在籍していたら、事務員の方に聞いてみてください。

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心の病で仕事を継続できないときは

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にいがた青年ユニオンとレインボーユニオン

2008年に誕生した労働組合。労働条件だけでなく、暮らしや健康問題にも強い関心を持つ。どこに住んでいても、どのような働き方でも加入できることから、2020年に「レインボーユニオン」に改名。にいがた青年ユニオンは、レインボーユニオンの新潟県支部になる。

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