【18歳選挙権】矛盾に満ちた政治に対して失望しないでほしい

街のあちこちでポスターが張り出され、街頭宣伝車が走っています。
ただいま参議院選挙の真っ最中。
今回の選挙では、18歳から投票できることになり、有権者として18歳、19歳のみなさんが加わりました。
しかし、こんなデータが出ています。

読売新聞社の全国世論調査で、新たに選挙権を得た18、19歳で参院選に「関心がある」と答えた人は、「大いに」と「多少は」を合わせて58%で、全体の74%を下回った。
読売新聞 18、19歳で参院選に「関心ある」58% 21016年6月23日

関心はあまり高まっていません。
にいがた青年ユニオンのホームページの閲覧者には、多くの若者がいるのですが、冷やかしではなくて、関心を持って読まれているようです。「今時の若者は」という人もいるかもしれませんが、決して、なんでもかんでも無気力無関心というわけではありません。切実な事柄には熱心に取り組みます。

なぜ?

ところで、経済政策(アベノミクス)はうまくいっていると思いますか?
こういう世論調査をすると、半数以上がうまくいっていないと答えるそうです。景気回復の実感はまったくありません。実質賃金が低下し続けているのですから、そりゃそうだろうと思います。

では、与党を支持しないのでしょうか?
そういう質問をすると、いまでも支持する政党には与党が多かったりします。

なぜ?
これを経済政策の質問にしなくても、同じようなことが起こります。とても不思議な現象です。

このような矛盾に満ちた世界に、18歳、19歳の皆さんを放り込んだのです。

ふと思った

切実な問題を解決してくれないのに、そこにしか頼るところがない。そんな政治の世界を見た時、10代の若者はどう行動するのでしょう。
このことを考えた時、先日の労働者と労働組合の関係の記事(なぜユニオンがないの?労働組合の復権が必要)が頭をよぎりました。ちょっと話は違いますが、労働者をいじめる会社がいて、労働者をいじめる法律があるのに、労働組合に頼れない。そんな内容でした。

どちらも共通しているのが、「権威がない」という点です。

先日は都知事が辞めました。お金のことが理由です。
それに、筆の運びがいいからシルクの中国服を政治資金で買ったが、それを調査した弁護士は問題ないなどという調査結果を出していました。弁護士も弁護士ですが。

あの政治家が言うのだから、任せられる。
あの労働組合が言うのだから、間違いない。
残念ながら、そういうことがないのです。

そのような状況の中で、選挙です。政治に期待しない、政治家にも期待しない、結局、誰も選びたくない。そういう気分から、投票への関心が薄れてしまっているのではないでしょうか。

そうはいっても選ばなくてはならないのです

そんな権威のない、頼りない大人がわさわさしている社会です。ごめんなさいとしかいいようがありません。これで将来に期待を持てという方が無茶かもしれません。
しかしです。未来は作れます。若者にこそ希望があります。だから、あきらめてほしくはありません。
選挙では、「この人(政党)がいい」ではなく、「この人(政党)のほうがよりマシ」「あいつ(政党)じゃなければいい」という考え方でいいのではないでしょうか。

課題はたくさんあります

それに、課題がないわけではありません。

  • 高校も大学も、学費が高く通学費が高い状態です。かといって、奨学金は「借金」です。
  • テスト前なのにバイトを休めない、ノルマが厳しい、辞めたいのに辞めさせてくれない。そんなブラックバイトがはびこっています
  • 自分のやりたい仕事につきたい。フリーターやアルバイトの仕事は多いけれど、ずっと働き続けられる仕事がほしい。結婚して、子育てできるだけの仕事がほしい。

一人の力で解決できない課題もあります。そういうところは、やはり政治の力に頼るしかないのです。
政治が変わってほしいですかと質問すると、9割ぐらいの若者が変わってほしいと答えたそうです。
本当に変わるべきは、大人なのだと思うのですが、18歳、19歳のみなさんと、変えるために力を合わせたいと思います。

【18歳選挙権】矛盾に満ちた政治に対して失望しないでほしい

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