政治家には想像力と共感力が大事!水増し請求で共産大阪府議が辞職

現在、おとなり富山県富山市は大騒ぎです。
まもなく市議補選に突入するのですが、普通、補選って1名選ぶのに数名が立候補する形ですよね。
でも、今回は違います。13名を選んで補充するそうです。

10月30日告示、11月6日投開票.
改選13名(辞職12名+欠員1名). 補欠選挙であるため、任期は来年4月までの僅か5ヶ月間。
DADABOX 2016年11月富山市議会議員補欠選挙 立候補予定者一覧・情勢

びっくり仰天の人数ですね。
しかし、もっとびっくりすることがありました。

金額白紙の領収書ってどうなのそれ

事情は、「富山市議政務活動費不正問題に思う、組合費だって組合員の顔が見えていればわけの分からない使い方なんてできはしない」にも書いた通り、例の白紙の領収書が発端です。

  1. 金額の書いてない領収書をもらう。
  2. 実際に支払った金額よりも多めに自筆する。
  3. その金額をどこかに請求して、まんまとせしめる。

これで大儲けができます。
こういうことができるとしたら、後で疑われますから、金額は受け取った側が書き込み、領収書を発行します。たとえば、会社が税務署に社長自筆の領収書なんて出そうもんなら、怒られるどころの話になりません。

でも、だれかが国会で、法的には問題ないと答弁したことは記憶に新しいところです(以下、答弁部分は、朝日新聞デジタル「白紙領収書問題『水増し一切ない』 菅官房長官 2016年10月6日から引用)。
菅官房長官は10月6日、共産党の小池書記局長に質問されて、「私自身も、私自身が代表を務めております政治団体において、政治パーティー会費の領収書の中に、菅事務所で日付、宛名、金額を記入したものが、存在をいたしております」と支払った側が領収書に金額を書き込んだことを認めた上で、「私の事務所でも、政治資金パーティーの主催者側が発行した領収書に、主催者側の了解のもとに、実際の日付、宛先及び金額を正確に記載」しているから、「規正法上、問題ないという風に思っています」と答えました。

つまり、受け取った側の了承のもと、記載内容が嘘でなければ、領収書は支払った側が書いても問題ないという意味。

それ、おかしくありませんか。
どうやって記載内容が嘘ではないと証明できるのでしょう。

その答弁の中で、「数百人規模の参加するパーティーの受付で、出席者の全員に宛先とともに金額をちょうだいすることになると、受付が混乱する」と答えているのですが、それが法的に問題ないとしたら、日本国民全員が混乱するので、やっそく止めていただきたい。迷惑この上ない話です。

今度は大阪府議まで不正受給

話題は、富山から各地に広がりつつあります。まあ、富山だけでないだろうなとは想像できます。もしかしたら、新潟でもあるかもしれません。心配です。
とりあえず、今度は、大阪でした。

共産党大阪府議団の朽原亮幹事長(56)が26日、府庁で記者会見し、2011年から5年間で政務活動費計220万円余りを水増し請求し、不正受給分を住宅ローンなどに流用したと明らかにした。白紙の領収書に自ら金額や宛名を記入し、請求の際に添付していた。議員辞職の意向を表明し、不正受給分は全額返還する。
ロイター 共産大阪府議が水増し請求 2016年10月26日

いつもはブーメランというと、あの党なんですが、今回は珍しく共産党です。

政治家は想像力と共感力を磨け

ネットで「不正受給」と言えば、生活保護バッシングで使われる言葉です。シングルマザーが、そんなにいっぱいの保護費をもらって、なんでそんなに贅沢してるんだ。ごまかして受給しているんじゃないかと言われて叩かれます。そのため、本来、生活保護制度で受け止めるべき人まで、制度利用を控え、最悪の事態を招くこともあります。
それについては、もろもろの諸事情というものは、絶対にマスコミに流れないという点を忘れてはなりません。
マスコミの記事は、字数制限であったり、放送時間に制限があります。関心の高いことに字数や時間は割きますが、そうでないことには触れません。
また、当事者の希望で伏せることもあります。

現実にあった話としては、生活保護費が切り下げられると言うので、私どもにいがた青年ユニオンの組合員らが記者会見に望んだことがあります。記者の皆さんには、それぞれの立場で事情を説明しましたが、その際、注目を浴びたのは、子どものいる夫婦でした。その報道がなされた後、私どもの事務所に、何件が電話がありました。ある方は、地元紙の新潟日報の記事を読み、「私は苦しいけど頑張っているのに、そんなにもらって何なんだ」というような内容です。そこで、伏せてもらった家庭的事情について説明したところ、「ああ、なるほど。そういうことなら理解できる」と言って、電話が切れました。

そうなんです。そういう隠された事情が必ずあるんです。
生活保護バッシングを行っている人に対しては、そういう想像力をもってもらいたいと思います。
そして、政治家で生活保護バッシングをしている人たちは、それによってどういう利益を得ようと思って煽動しているのか、そのことも見抜いてもらいたいと思います。

さて、今回の政治家による白紙領収書事件、不正な政務活動費請求事件ですが、やはり、想像力が足りません。そして、共感力も足りません。

まず、自筆の領収書を作成すれば、必ず疑われるであろうという点を想像できていません。数百人が受付で混乱するからという理由で、国民全体が混乱する事態を引き起こしています。「まあ、これぐらい」と安易な考えです。
政務活動費は原資が税金ですが、使うなとはいいません。無駄遣いは避けるべきですが、必要なものにはどんどん使うべきです。ですが、どうでしょう。その税金を支払った人たちが、どんな思いで税金を支払ったか想像できているでしょうか。
小学生が、わずかなお小遣いから、100円のものを買おうと思ったら、8円の税金が取られます。
お年寄りが、月7万円にも満たない国民年金しかないから、大根ではなく、もやしにしようと節約して、それでも消費税が取られます。
先に挙げた生活保護受給世帯だって、消費税は取られます。

政治家のあなた、これから政治家を目指すあなた。あなたに言いたい。
目の前に1000円札があったら、それを納めた国民の生活を思い浮かべなさい。
あなたの目の前にある紙切れは、紙ではありません。人の人生そのものです。

そう思えば、なんのために使うべきなのか、自ずと答えが出てくるはずです。
人の生活を想像できず、そうした人たちの気持ちに共感できないなら、政治家を辞め、あるいは、政治家を目指すべきではありません。

もちろん、最初から完璧超人はいませんから、いまあなたが政治家だったら、想像力と共感力を磨くことを目的として、具体的に何かを計画し、実行に移してもらいたいと思います。そして、政党や政治団体は、それに取り組んでもらいたいと希望します。

にいがた青年ユニオンの役員も同じ

もちろん、他人に文句を言っているだけではいけません。
私たちは、にいがた青年ユニオンという労働組合です。政党でも政治団体でもありませんが、団体であることは共通です。
労働組合の役員であるからといって、何かが特別にできるスーパーマンでもなんでもありません。職業活動家(=労働組合で働くことで報酬を受け取る人)でもありません。ふつうの労働者です。
にいがた青年ユニオンの役員だからといって、特別な能力は必要ないと思っていますが、しかし、やはり、想像力と共感力は必要なことです。

組合員は、本当に大変な生活をしています。
しかも、ユニオンショップ制で、無理やり加入させられているのではありませんし、給料から無理やり天引きされているのでもありません。にいがた青年ユニオンの活動に参加することに意義を見出し、みんなが組合費を積み立ててくれています。それだけの期待を背負っています。

よその労働組合では、そうした組合費で宴会を開いたりすると聞きます。
組合員どうしの親睦を深める目的の範囲でならそれも結構ですが、役員だけがいい思いをするというのなら、それは上のような政治家と一緒です。組合員もまた、それに対して無関心であってはなりません。

にいがた青年ユニオンが労働組合である以上、交渉相手である会社に内情を知られることはできませんから、さすがに収支状況等を一般公開することはお断りしなければなりませんが、組合員どうし、互いの苦労を理解しあい、協力する中で、活動を進めていきたいと思っています。

最後に、そんなにいがた青年ユニオンは、あなたも加入できる労働組合です。
ろくでもない労働組合に搾取されているみなさん、ぜひ、私たちの労働組合に入ってください。
私たちの目指すべき本当の幸せとは何でしょうか。
なぜ労働組合に入っているのか、自分とその家族の生活を良くしたいはずなのに、その労働組合に加入させられているのはなぜでしょうか。
私たちは、みんなで考え、いろいろと実践していきたいのです。どうか、あなたの力を貸してください。
お問い合わせは、下記のメールフォームの入り口ボタンを押して、入力フォームから受け付けています。

たくさんのことを我慢して頑張っているうちに、いつの間にか自分の人生を仕事やお金に握られてしまっていると感じませんか?

ここでは、あなたはお客様ではありません。
あなたも私も同じ、人生の主人公です。

労働組合には、心と体を守るためのたくさんのツールがあります。
一緒にその使い方を学び、身につけませんか?

にいがた青年ユニオンは、労働者自らが真剣に運営する労働組合です。職場との関係、同僚との関係、生活上の心配事なども含めて、あなたと一緒になって考え、共に行動します。

相談は無料です。まずは、お気軽にご相談ください。

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