昇格するために異動が必要だなんて男女差別じゃないの?

先日、「自由と平等を!」のなかで、いじめを取り上げました。そして、その中で、どうやら新潟県内の学校の先生にもいじめらしきものがあって、裁判になっているという記事が出ていました。

証人尋問だということですので、見に行ってきました。

裁判の流れ

裁判は、訴える側(原告)と訴えられる側(被告)がいます。
たいがい、それぞれに代理人となる弁護士がつきますが、本人訴訟というものがないわけではありません。
それぞれ、左右に分かれて座り、中央の高いところに座るのが、裁判官です。
一番後ろに傍聴席があり、基本的に公開で、誰でも傍聴することができます。

初回は、実際に訴えたい内容をしゃべったりすることがあります。
でも、途中は、書面のやりとりだけです。数分で終わります。
そろそろ終わりかなというところで、証人尋問です。

というわけで、今日、傍聴した証人尋問については、ラスト。
最後に、判決言い渡し日も決められました。

ちなみに、傍聴するときは、理由なく帽子をかぶらない、外套を脱ぐといった決まりごとであるとか、証人が「嘘をつきません」といった宣誓書を読み上げるときは起立するといったルールがあります。あと、裁判官が入るときには起立するとか。
録音・録画はできません。ですから、テレビで裁判時の被告の様子というスケッチ画が出てくるわけです。

厳かな雰囲気です。
ただ、今回は訴えられている側が、被告席に座りながら笑っている場面があったのは気になりましたが。

昇格するときに異動が必須なの!?

今回の裁判では、「寄宿舎指導員」という仕事をする先生が登場します。昔は、「寮母」と呼ばれた仕事です。特別支援学校、昔で言えば、障害児のための学校の寄宿舎で、日常生活をともにして、生活指導をする先生だとのこと。
すでに退職された女性の証人によれば、「最大で20時間拘束される」というので、びっくりです。それは確かに大変な仕事です。それなのに、収入が低い。そこで、昔に労働組合と教育委員会で、肩書きに「主任」とつけることで、昇給できるようにしたようです。
ただ、そこに条件があって、「その時に、異動をともなうこと」とセットだというのです。

おや、ちょっと待ってください。
昇格するとか、昇給するときに、異動(転勤)を伴うのって、間接的男女差別じゃありませんか?

間接差別とは

間接差別というのは、一見して性別に関係なさそうなことでも、運用した結果として性差別になるようなことを言います。

たとえば、理由もないのに、身長や体重に制限をかけたり、転勤を要件として採用したり、家族手当の支給要件を住民票記載の世帯主に限ったりすることです。昔は、こうした間接的な性差別はまかり通っていました。というか、直接的に、女性は結婚したら退職することといった直接的な差別もありました。

とりあえず、現代では、どっちも性差別です。

裁判所をのぞいてみてはどうでしょうか

いろいろな事情で特別支援学校の寄宿舎にいる子どもたちを指導している先生です。
お住まいは、新潟市内だそうですが、異動を命じられたのが「上越」。小さなお子さんが2人いるお父さんとして異動できないのは、当然でしょう。寄宿舎に、子どもたち。家にも、2人の小さな子ども。これでは生活も仕事も壊れるのは必至です。

書面の取り交わしの回はものの5分で終わるのですが、こうした証人尋問に立ち会える機会があったらのぞいてみてはどうでしょうか。

昇格するために異動が必要だなんて男女差別じゃないの?

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