最賃議事録全国調査(17)

起立!注目!礼!を初めて知った「お前はまだグンマを知らない」がけっこう好きなんですが、その群馬地方最低賃金審議会の議事録を見ていくことにします。
専門部会は最終的に採決を行っているのですが、賛成は公益委員1名、労働委員2名、使用者委員1名。反対は、労働委員1名、使用者委員1名と、労使でバラバラの対応になっている審議会のひとつです。

第1回専門部会で開催回数の上限を決めてしまう

第1回目となった専門部会は、2017年7月25日です。したがって、まだ中央目安額は示されておらず、顔合わせの回と考えて良いでしょう。
ここで、今後の運営について事務局から提案をして、公益委員の部会長が司会を行い、労使が意見を述べる場面が出てきます。
少し長いですが、紹介します。

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専門部会をすべて非公開にすること、専門部会を3回で終了することが提案され、了承されます。
なお、意見聴取は本審で行っていますので、専門部会では重ねて行わないとしています。

専門部会を3回で終わらせると決議してしまうということは、残り2回です。どうやって結論を導き出すつもりなのでしょうか。

中央目安答申に対して労使がとった第2回専門部会の対応とは

第2回専門部会は8月3日です。
ここで、「中央最低賃金審議会の目安答申の報告について」が事務局から説明されます。

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なお、この専門部会の直前に第2回目となる本審も開かれています。

通常ですと、どの審議会も第2回目の専門部会は具体的な金額審議のスタートです。
しかも、群馬は専門部会は3回で終了とすると決めてしまっているのです。

部会長は労使双方に質しました。

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双方とも具体的な金額を答えませんでした。
そうなると、次回の専門部会ですべてを決めなくてはなりません。

ラストの専門部会で決着をつけるために執った方法は

第3回目となった専門部会は8月7日です。新最低賃金額を10月1日発効にするなら、この日がタイムリミットです。
とはいっても、労使とも具体的な金額提示も何もありません。どうするつもりでしょうか。

部会長が、具体的な金額について提示してほしいといい、労働者側を指名しました。
すると、労働者委員の田村さんがこう話し始めました。

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専門部会の前に、労使委員全員がそろって会議を開いたと述べ始めました。
労使双方の主張の途中は省いて、ラストがこうなっています。

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労側26円アップ、使側23円アップで膠着状態になったので、あとは公益委員に委ねるというところまで話をしておいたというのです。
本当でしょうか。

部会長は、使用者側の五十嵐さんに質します。
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間違いないようです。

こうなると、公益委員というのは、何のためにいるのでしょうか。
最後の最後に決着を付けるためだけの存在なのでしょうか。

群馬の審議会の議論の進め方は、公労使の三者協議のあり方について考えさせられるものです。

最賃議事録全国調査(18)へ続く

最賃議事録全国調査(17)

専門部会は3回しか開かないと決めた群馬はどうなるか

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