最賃議事録全国調査(2)

地方最低賃金審議会の議事録全国調査を行ったところですが、議事録があっても公開しない青森労働局に続いて、議事録ではなく、議事要旨を公開してくる労働局がいくつかあります。
ここでは、長野労働局の公表資料を公開します。

最低賃金審議会の議事録は、国の機関の会議なのですから、原則公開です。
しかし、公開の支障があると認めるとき、非公開指定され、代わりに議事要旨が公表文書となります。
公表文書は、文書閲覧窓口制度を利用して、誰でも無料で閲覧することが可能ですが、非公開文書は情報公開法を利用して、有料で閲覧することになります。

今回の、最低賃金審議会議事録全国調査は、議事録を情報公開法に則って資料請求しました。
しかし、その議事録を作成しておらず、少なくても情報公開請求した2018年2月26日付けで存在しないため、議事要旨をかわりに公開してきた労働局がこれだけあります。

  • 青森・・・議事録を不開示にしてきたため議事要旨しか入手できていない
  • 福島
  • 長野
  • 滋賀
  • 京都
  • 奈良
  • 徳島
  • 香川
  • 宮崎・・・議事録をやや簡素にしたような議事概要はある

では、長野の第2回専門部会の議事要旨を見てみましょう。

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議事録は、しゃべっている人の名前と、その人がしゃべった言葉をそのまま書き記したものです。録音があって、それを文字おこししたものと考えてください。
しかし、議事要旨は、そこに人の手が加わって、簡素に要点をまとめたものになります。どれぐらい簡素にするかは、その人の主観が入ることになります。

この議事要旨を見れば、11時から12時5分まで65分間の会議だったことがわかりますが、その間に、労使がそれぞれ原則的にどう考えるかを述べた後、具体的な金額表明があったとされています。

しかし、なぜ労側が25円アップか、使側は11円アップか、その理由はまったくわかりません。

ちなみに、長野に示された中央目安額は25円アップです。
労側は、中央目安ちょうどを初回から提示し、使側は長野の賃金改定状況と中央目安に配慮した金額を提示したのだろうと予想はできますが、本当のところはわからなくなるわけです。

長野県の労使の運命を決める国の会議なのに、後から検証のできない状態で本当に良いのでしょうか。

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最賃議事録全国調査(2)

議事要旨を公開してきた長野労働局

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コメント

  1. […] 専門部会を議事要旨だけ出してきた長野労働局ですが、本審は議事録が出てきています。 […]

  2. […] 議事録を公開しない青森労働局、議事要旨しか渡してこない長野労働局などは、労働局の事務局職員の問題です。 […]

  3. […] 2018.06.13 Wed 最賃議事録全国調査(2) トピック […]

  4. […] 残りの労働局から取り寄せた議事録も、少しずつご紹介していきます。 最賃議事録全国調査(2) […]