やはり介護職・介護士の地位向上を!

介護の仕事が一部のメディアで「単純労働」と報道されていることが問題となっています。
例えば下のようなニュースです。

日テレNEWS24
介護業界 外国人幅広く受け入れへ 現場は
http://www.news24.jp/articles/2018/06/14/07395876.html

このニュースは介護の仕事を「いわゆる単純労働」と呼んでいます。

厳密に言うと、今の社会では「単純労働」と「いわゆる単純労働」の意味合いは異なっていて、これらは外国人労働者の問題と密接に関りがあります。ですから一概に介護の仕事=「単純労働」と言われたということにならないかもしれません。しかし、一般の私たちにとっては「単純労働」と聞いたらそれ以上の意味は入ってこないので、私もこのことは問題ととらえています。

日本介護福祉士会がこのような報道に対して声明を発表しました。それを下に全文引用掲載します。
http://www.jaccw.or.jp/news/index.php#t660

“2018/06/15(金)

この度、骨太方針2018(経済財政運営と改革の基本方針2018)の中で、新たな在留資格が創設される方針が示されたことについて

経済財政諮問会議において「骨太方針の原案」が示されてから、一部のメディアにおいて、介護等の「単純労働」が、新たな在留資格の対象とされるとの報道がありました。極めて残念な伝えられ方であると考えます。

まず、今回、閣議決定された骨太方針においては、新たに創設する在留資格について、介護職種がその対象とは明記されていないこととあわせて、「現行の専門的・技術的な外国人材の受入れ制度を拡充」「一定の専門性・技能を有し、即戦力となる外国人材に関し、就労を目的とした新たな在留資格」と説明されていることを確認する必要があります。
これを踏まえれば、今般の新たに創設される在留資格の対象が「単純労働」ではないことは明らかであり、一部の報道に誤りがあると指摘せざるを得ません。

また、介護福祉士取得が要件とされている在留資格の「介護」が、専門的・技術的分野の在留資格に位置づいていることのほか、介護職が担う業務が、厚生労働省の「外国人介護人材受入れの在り方検討委員会中間まとめ(平成27年2月)」において、「介護は単なる作業ではなく、利用者の自立支援を実現するための思考過程に基づく行為である」と整理されていることを踏まえれば、「介護」を「単純労働」と表現することは妥当とはいえません。

メディア・報道関係者におかれては、私たちが、誇りを持ち、日々の介護サービスを通し、専門性をもって、介護福祉を必要とする国民の生活支援に携わっていることについて、十分にご理解いただきたいと考えています。

日本介護福祉士会としては、介護サービスを必要とする方々に対し、質の高い介護サービスを適切に提供できる社会を目指し、介護福祉士がその専門性をしっかり発揮することが出来るよう、より一層努めて参ります。”

日本介護福祉士会が問題にしている「単純労働」という言葉は、国語辞典によると下の意味になります。

“「単純労働」=高度な知識や技術、一定年数の経験などを特に必要としない簡単な労働。”

私は「単純労働」と呼ばれる仕事を見下しません。しかし、介護の仕事は高い専門知識・技術・経験が必要な仕事であり、決してこれらが不要な仕事ではないこと、つまり上の意味での「単純労働」ではないということを言っておきます。

そして介護の仕事が「単純労働」と呼ばれることの問題は、この仕事が高い専門知識・技術・経験を必要とし、社会的にも大きく必要とされている仕事にも関わらず、待遇が極めて悪いことにあります。介護の仕事は他の仕事に比べて、月収は約10万円は低いと言われ、働く環境も3Kどころか4Kなどと揶揄されたりして、離職率も高いです。ここで最も大きいのが収入の極端な低さでしょう。

世間一般では「単純労働は収入も低い」ということになっています。介護の仕事がもし「単純労働」と呼ばれるのなら、介護の仕事は「収入が低いから単純労働」ということにされているからなのです。もちろん他の「単純労働」と呼ばれる仕事も、この社会で必要不可欠な仕事なのですから、その収入はけっして低くていいはずがありません。

介護の仕事に就いている私たちは、もっと社会的に認められ、この地位が向上しなければなりません。社会でこれだけ大きく必要とされている仕事であって高い専門性が求められるのであれば、それに見合った待遇の向上を、私たちはもっと必要としています。

今、介護の仕事に就いている私たちの地位が向上することによって、その他の多くの仕事に就く方たちの地位ももっと向上する。このようなことを願いつつ目指しています。

私たちで介護から世の中全体を良くしてゆきませんか?
お問合せ・ご相談は下のサイトからいつでも受け付けています。

新潟介護ユニオン
http://www.union4u.org/activity/work/careworker.html


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