相手に何かさせたいときは選択肢を作ればいい

いろいろなご相談があります。
法律上のことではないことも、もちろんあります。
労基法のような強行法規でないと、労働基準監督署は監督してくれません。

しかし、一方で労働組合で解決したいという考えのない方もいます。
そういう場合は、個人で会社と交渉することになるのですが、一般的に、相手に何かさせたいときの考え方について述べてみましょう。

ふだんビジネスでやっている

ずいぶん物騒な話になりそうですが、そうでもありません。
なぜなら、ふだんのビジネスでやっていることでしかないからです。

飛び込みで営業をするとします。
相手会社に何かしてほしい。
そして、自社はもうけを上げたい。
そのときどうしますか。

これと同じです。
自分の勤め先-今回は、飛び込み営業の相手方会社です-に対して、マイナスの感情を持っているわけですが、それはさておいてください。

いまの勤め先を飛び込み営業の取引先に見立てて、自分が行動すればいいのです。

選択肢を1つ用意すると答えは2つ

「金銭和解をしたい。」
そんな思いを持って、トラブル解決に当たりたい方がいたとします。

「お金を出してください。」
正々堂々、相手に要求したとしましょう。

この場合、相手は、お金を出す場合と、出さない場合があります。

つまり、こちらが選択肢を1つ用意すると、それにプラスしてもう1つの選択肢が発生します。

「動きなさい」と指示すると、動くかも知れないけれど、その場でじっとしている選択肢も発生します。

このように、選択肢には、自分が思い描いた数より多くなるので、そのことをあらかじめ想定しておいてください。

イエスかノーを突きつける方法

すでにご紹介しましたが、「お金を払ってください」という選択肢を1つ用意すると、相手にはイエスかノーかの2つの選択肢が発生します。
金額の問題はありますが、お金をもらえればそれでいいとしたら、問題は「お金は払いませんよ」と言われたときに、あなたは何をするべきなのか、もう考えておかなくてはなりません。
相手の行動を先読みして、自分の行動を決めておく。
この繰り返しを行いましょう。

ベターとベストを突きつける方法

だとしたら、こういう方法もあるでしょう。
「雇い続けさせてください。もしそれがかなわないなら金銭和解という方法も考えなくもありません。」

解雇の問題で交渉や裁判になったとき、こうした金銭和解が行われることもあります。
こうなると、働き続ける、お金をもらう(退職はする)、どちらも拒否られる、の3つの選択肢になります。
解雇案件は、本来、雇い主側に無理があることが多く、最終的にはやむを得ず金銭和解が目的だとしても、雇用契約の継続を求めることが多いのではないでしょうか。

3つの選択肢ですが、これらのケースでその後どうなるか考えられるでしょうか。

いろいろな選択肢を取り混ぜて示す方法

だとしたらです。
たった3つの選択肢だけでも、いろいろなことが頭の中を巡り巡ります。

選択肢をばばばっと増やしてみたらどうなるでしょう。

労働組合への加入は、ある意味そうした選択肢の一つです。
駅頭や会社前で宣伝したり、ウェブサイトに書き込みしたり、SNSで拡散させたり、こちらの行動の選択肢の数が増えていきます。
つまり、相手の雇い主からしてみると、こちらの選択肢が増えて見えるので、何が起きるか頭を巡り巡らせなければならない事態になるわけです。

win-winの交渉でないなら判断を狂わせるしかない

労働組合は元々、win-win関係を作り出すのが役目です。労働力を対等な立場で交渉して売買するのが目的です。
ただ、それをお望みでないのなら、このようなことをやるしかありません。

de0f265deecef47e5c5251797943265d 相手に何かさせたいときは選択肢を作ればいい

人間は、選択肢が増えると判断が狂います。
考える時間が飛躍的に増大していきます。

労働組合でもない限り無理かもしれませんが、意表を突かれる行動は、何よりも驚き、正しい判断からズレていくもとになります。
物騒なことをいっているように聞こえるかもしれませんが、いつもやっているビジネスと同じですよね。
理屈としては、オセロや将棋、ばば抜きと同じと言ってもいいでしょう。

後悔しないようにしよう

私どもにご相談される方は多いのですが、その中でも、あくまで個人の力で解決したいという方もいらっしゃいます。
とても非常にエネルギーがいると思います。
ですが、そうした行動が、雇い主に対してブレーキを掛けさせることになり、次の労働者が犠牲にならなくなります。
泣き寝入りしないあなたに拍手を送りたいと思います。
ただ、私たちのような労働組合に加入して解決していたら、また違った結果にもなるんだろうなとふと思うときがあるんです。
もちろん、平行世界があるわけもないので、それがあなたにとってプラスかマイナスか、社会にとってプラスかマイナスかはわかりません。

いずれにせよ、あなたにとって人生のターニングポイントになる可能性もあります。
後から考えたとき、「あのとき、こうやっていたからよかった」と思えるような行動をすることが、一番ベストな選択肢です。

今回は、そのときに相手方に対して、こちらが何枚もカードを持っていた方がいいという話でした。


たくさんのことを我慢して頑張っているうちに、いつの間にか自分の人生を仕事やお金に握られてしまっていると感じませんか?

ここでは、あなたはお客様ではありません。あなたも私も同じ、人生の主人公です。

労働組合には、心と体を守るためのたくさんのツールがあります。一緒にその使い方を学び、身につけませんか?

にいがた青年ユニオンは、労働者自らが真剣に運営する労働組合です。職場との関係、同僚との関係、生活上の心配事なども含めて、あなたと一緒になって考え、共に行動します。

相談は無料です。まずは、お気軽にご相談ください。

mailform 相手に何かさせたいときは選択肢を作ればいい

相手に何かさせたいときは選択肢を作ればいい

この記事が気に入ったらいいね!しよう

にいがた青年ユニオンの最新ニュース情報をお届けします


Twitterでも最新ニュース情報をお届けしています。

最新情報をチェックしよう!