過酷なブラックバイトに気をつけろ!

学生が学業と両立できなくなるバイト--が社会問題になっています。
ブラックバイトに時間を奪われ、気力や体力を吸い取られて、授業や試験に出られなくなったり、最悪、単位を落としたりと学業に影響が出ることも。厚生労働省が2015年11月に行った初の実態調査でも、半数近くが何らかのトラブルを経験したことがあるという結果が出ています。

この春、バイトを始めようという新入生の皆さんも多いのではないでしょうか。
もしもの時のために、対処法についてざっとおさらいしておきましょう。

厚生労働省「大学生等に対するアルバイトに関する意識等調査結果について」

1 週1日以上、3か月以上にわたってアルバイトを行った経験を有する大学生等に、アルバイトに関する意識等調査を実施し、1,000人から回答を得た。

2 対象者1,000人が経験したアルバイトの業種等は、コンビニエンスストア(15.5%)、学習塾(個別指導)(14.5%)、スーパーマーケット(11.4%)、居酒屋(11.3%)の順であった。

3  学生1,000人が経験したアルバイト延べ1,961件のうち 58.7%が、労働条件通知書等を交付されていないと回答した。労働条件について、学生が口頭でも具体的な説明を受けた記憶がないアルバイトが19.1%であった。

4 学生1,000人が経験したアルバイト延べ1,961件のうち48.2%(人ベースでは60.5%)が労働条件等で何らかのトラブルがあったと回答した。トラブルの中では、シフトに関するものが最も多いが、中には、賃金の不払いがあった、労働時間が6時間を超えても休憩時間がなかったなどといった法律違反のおそれがあるものもあった。

過剰に組み込まれる

職場が非正規労働者ばかりになり、学生バイトだからと言って特別扱いしてくれないといったケースが生じています。
長時間労働や深夜労働、学業を無視した突然の呼び出しなどが発生します。
シフトも勝手にどんどん増やされるといったことも。
ついには、辞めたいのに辞めさせてくれないといった事態に発展します。

大切なことは、採用時に学業との両立を大切に考えていることをはっきりさせておくことです。
そういうことを言うと、採用されないのではないかとなあなあにしてしまいがちですが、あとあとになって大変になってからでは遅いのです。
特に、労働条件明示書は重要です。
シフトなどは「シフトによる」などと曖昧にしか記載されていないこともあるので、採用時に話し合って決めたこと(たとえば「週3日」)などはメモを取って、必ず保存しておきましょう。
あとになって労働条件を変更するケースもあり得るでしょう。その場合は、労使の合意があって初めて成立します。どちらか一方が相手に対して押しつけられることではありません。とはいえ、相手は使用者であり、年長者です。もしもの時に備えて、相談できる人を考えておきましょう。親、友人、そしてユニオンです。相談することを恥ずかしがっていてはいけません。自分の身を守る、とても大切なことです。

押しつけには毅然と対処

シフトを勝手に増やされるなど、一方的な押しつけには、毅然と対処しましょう。はっきりと「困ります」「元に戻してください」とできるだけ速やかに言うことです。そうでないと、受け入れたものと判断されてしまいます。

辞めるときは2週間前に言えばいい

期間の定めのない労働契約を結んでいるとき、仕事を辞めたいときは、法的には2週間前に使用者に伝えるだけでいいことになっています。
「周りが困る」「代わりを連れてこい」「求人費用を請求する」といった不当な要求には、応じる必要がありません。

最大限安く働かせられる

一般の大人よりも下に見られるために、安く働かせられるケースがあります。
とはいっても、最低賃金よりも安いケースは違法です。そんな場合は、労働基準監督署に申告しましょう。
また、一見、最低賃金を守っているように見えても、実際に働かされる時間で見ると最低賃金を割り込むケースがあります。
たとえば、塾の講師のように、授業時間だけにしか賃金が支払われず、準備や書類作成の時間が無給の場合です。
これも賃金不払いの犯罪ですので、労働基準監督署に申告しましょう。そのためには、どれぐらいの時間の仕事をしたのかわかる証拠が必要です。実際に何時から働き始め、何時に終わったのか、日記につけておくと良いでしょう。
居酒屋など深夜(22時から翌朝5時まで)に働くと、深夜割増をつけなくてはなりません。
割増がついているかどうか、必ずチェックしましょう。割増がついていない、あるいは不足している場合は、これも労働基準監督署に申告しましょう。

個別指導塾は要チェック

先ほど書きましたが、個別指導塾で働く場合は、授業時間以外の準備や作業、書類作成、面接などに対しても賃金が支払われるかチェックしましょう。

人格的支配

使用者と労働者にはただでさえ力関係の差がありますが、それが暴言や暴力の形となるケースがあります。
次の動画は、「しゃぶしゃぶ温野菜」でのブラックバイトの実態を浮き彫りにした録音です。

このようなケースは、できるだけ早く誰かに相談することです。このような場合は、会社側はあなたを洗脳して使いつぶしてやろうとしています。親、友人、ユニオンなど、とにかくSOSを出しましょう。

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過酷なブラックバイトに気をつけろ!

学生バイトの半数近くがトラブルを抱える

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