ブラック企業に踏みとどまるべきか

こんな悩みを持ったことはありませんか。

うちの会社は、いわゆるブラック企業だと思います。タイムカードは定時につけてから残業しています。上司の中には怒声を上げる人もいて、厳しくすれば社員は育つと思っているようです。もちろん、辞めていく人もいます。その一方で、キャリアを積んで頑張ろうという人もいます。いま、どうすべきか悩んでいます。

違法は違法、キャリアはキャリア

「厳しくすれば人は育つ」ということと、怒鳴り声を上げることは異なります。また、時間外で研修させて技術力を磨くことと、無給で働かせることも異なります。

それらは、きちんと区別しましょう。違法なことは違法であって、キャリアを積むこととは別問題です。

逆に、自分が上司になると、何がパワハラかどうかわからないから、注意できないという人がいます。それは、職務が何であるか再考してみてください。その部署の労働者の労働力を束ねて、ひとつの仕事を完成させることが、あなたの役目です。労働者の人格を自由に動かすわけでもないし、能率を下げることでもありません。労働者を混乱させることでもないし、だらけさせることでもありません。

どうするかで悩んだら

さて、こんな局面で悩んだらどうしたらいいでしょうか。

何で悩んでいるかといえば、改善させるために行動を起こせば、上司からあれこれいわれて人間関係が悪くなりそうだし、かといって辞めれば、その後の生活が大変だというあたりでしょう。

こういうときは、ひとりで悩んでいても迷うばかりで足が止まります。思い切って、労働組合に相談してみてください。たとえば、レインボーユニオンは労働組合ですが、その会社に勤めている労働者だけで構成するのではなく、いろいろな会社の労働者が構成員になっています。こうした地域労組は、全国にあります。まず検索してみてください。

会社と交渉する、残業代を請求する、パワハラを辞めさせる、その他気がつかないことをチェックするなど、別の視点で見えてくるものがあるはずです。

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にいがた青年ユニオンとレインボーユニオン

2008年に誕生した労働組合。労働条件だけでなく、暮らしや健康問題にも強い関心を持つ。どこに住んでいても、どのような働き方でも加入できることから、2020年に「レインボーユニオン」に改名。にいがた青年ユニオンは、レインボーユニオンの新潟県支部になる。

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