労働組合が会社の言いなりになっている

あなたの会社に労働組合はありますか?

その労働組合は、ちゃんと労働組合としての働きをしていますか?

労働組合が会社の言いなりになるのはなぜか

労働組合は、労働者が自主的につくり、労働条件の向上を目的に活動します。それなのに、なぜ労働組合が会社の言いなりになってしまっているのでしょうか。まず、その原因を見つけましょう。

やる気がない

まず、やることのない労働組合になっているケースです。労働組合としてほとんど活動せず、そうしたことが続くと、役員も回り順だから仕方ない、出る杭は打たれたくないという状態になります。

やることがないので、支出がほとんどありません。たいがい低額の組合費にとどまり、懇親会でお茶を濁すので、こうした労働組合に対する不満を溜まりにくくしています。

こういう労働組合は、要はやる気がありません。そのため、会社の言うがままにされるというか、会社の提案通りにすべてが進むというか、何もしないのです。

職制がコントロール

労働組合がどのようにして作られたかに関わりますが、リーダーが呼びかけて作ったような労働組合は、時として会社に利用されます。

リーダーが呼びかけているので、その下に付いている労働者の多くは、労働組合結成の呼びかけに応えてくれるでしょう。問題は、そのリーダーがその後、どのような立場に立つかです。

会社側と懇ろになってしまうと、御用組合になります。対立すれば、そうではなくなります。

こうした職制によってコントロールされた労働組合は、その職制個人によって運営されるため、民主的とは言えません。そのため、もろいものとなります。結成後すぐに民主的な形態へ移行させる必要があります。

本当の労働組合をつくろう

本当の労働組合とは、労働者が自主的に集まって、民主的にコントロールされた組織です。

労働条件の向上のために努力もするし、だれか個人の努力や犠牲によって運営されるものでもありません。

ちゃんとみんなで議論して、民主的に話し合いを尽くして、そしてみんなで決めます。結論ありきで、こうした過程のない労働組合は、おかしな方向へ走り出します。

労働組合は、民主主義の学校です。本当の労働組合の運営を手がけることで、民主主義を身につけましょう。

にいがた青年ユニオンは、労働組合の一つです。世の中には、たくさんの労働組合があります。あなたの知らない労働組合もきっとあるでしょう。いい出会いがあるといいですね。

それでは。

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にいがた青年ユニオンとレインボーユニオン

2008年に誕生した労働組合。労働条件だけでなく、暮らしや健康問題にも強い関心を持つ。どこに住んでいても、どのような働き方でも加入できることから、2020年に「レインボーユニオン」に改名。にいがた青年ユニオンは、レインボーユニオンの新潟県支部になる。

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