家賃も払えず食費もないときどうしたら

こんなご相談です。

失業中でお金に困っています。来月の家賃も払えません。食費にも困るぐらいです。どこに相談に行けばいいでしょうか。

生活保護を利用しよう

結論からいえば、生活保護の申請をするとよいでしょう。お住いの市町村の役場へ出向き、「生活保護の申請をしたい」と告げて、担当課を教えてもらってください。

担当者が出てきて、面談が始まります。いまの状況について尋ねられるので、ありのまま話してください。相手は公務員です。秘密は守ってくれます。

あれやこれやと注文をつけられるかもしれませんが、とにかく「申請します」と言って、申請書を書いてください。それ以外の書類は後日でかまいません。

家に帰ったら、用意してほしいと言われた書類を集め始めてください。

生活保護を利用できるかどうか決定するまで14日程度かかると言われたと思いますが、もしその間の食費もないのであれば、緊急小口資金を借りて一時的にしのぐといった方法があります。

アパート代だけ

アパート代を支給する制度があります。それが住宅確保給付金です。家賃を3ヶ月間、生活保護の住宅扶助費を上限に、自治体が大家に直接払ってくれます。

当然、大家に事情を説明する必要が生じますので、そこは正直に現状を話した方がよいでしょう。

ただ、家賃の一部か全部を代わりに支払ってくれるだけですから、生活費全体をよく考えてください。

生活費の借り入れ

生活保護の利用を躊躇する人のほとんどは「生活費を借りたい」と思っています。

生活福祉資金がそれです。

新型コロナウィルス感染症の影響を受けて、特例的に利用が広がりましたが、生活福祉資金は、あくまで貸付です。借りたものは返す必要があります。

生活保護の利用を最優先に

生活保護を利用することにハードルを感じるかもしれませんが、いま借入をしたとして、将来に、その借り入れ分と生活費分を足した収入があるとはかぎりません。

食費にも困る、水光熱費の支払いが大変、家賃が滞納気味、こんな状態なら、早めに生活保護の利用を始めましょう。後になればなるほど、大変だからです。

お問い合わせ

家賃も払えず食費もないときどうしたら

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にいがた青年ユニオンとレインボーユニオン

2008年に誕生した労働組合。労働条件だけでなく、暮らしや健康問題にも強い関心を持つ。どこに住んでいても、どのような働き方でも加入できることから、2020年に「レインボーユニオン」に改名。にいがた青年ユニオンは、レインボーユニオンの新潟県支部になる。

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