それぞれ求めるものが違う職場どうしたら

こんな悩みです。

勤務形態が個々の契約によってバラバラの職場です。それぞれ求めているものも違います。労働者全体の権利を向上させるには、どのような取り組みが必要でしょうか。

たとえば、正社員は男性が多く、残業のあることが普通で、パートは女性中心でシフトで動き、残業はありません。人によっては、扶養の範囲で働こうとします。派遣労働者は、事前に労働時間が決められています。60歳を過ぎた労働者は、一段賃金が低くなります。

労働時間が異なったり、同一労働同一賃金が成り立たないとそれぞれの待遇が異なり、働いている側にも気分感情に差が出てきます。

このようなバラバラな職場の場合、労働条件について普通に話をすることができません。

だからこそ、労働組合を作る必要があります。

労働組合は、組合員どうしが率直に話し合えるようにすることが大切です。先ほどの場合の正社員とパートタイマーの場合であれば、不満の違いはありますが、すりあわせると、「ふつうの働き方で生活の成り立つ時間単価にして、残業は例外的な扱いにする」という解決方法が出てきます。

単に労働者が集まっても、こうはなりません。

「組織化する」ことが大切です。

なお、アンケートを採る方法を思いつくかもしれませんが、できるだけ避けた方がいいでしょう。

会社側がアンケートを採ることがありますが、それは一部の労働者の不満を拾い上げて、都合のよい結果を作ろうとします。労働者どうしの話し合いは促さず、組織化を崩す仕掛けになっています。労働組合は、一人ひとりをバラバラにするやり方はやめるべきです。

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にいがた青年ユニオンとレインボーユニオン

2008年に誕生した労働組合。労働条件だけでなく、暮らしや健康問題にも強い関心を持つ。どこに住んでいても、どのような働き方でも加入できることから、2020年に「レインボーユニオン」に改名。にいがた青年ユニオンは、レインボーユニオンの新潟県支部になる。

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