修理費を払えと言われた

こんなご相談です。

私は機械を使っているとき、たまたま故障しました。日頃のメンテナンス不足が原因だと思います。しかし、社長は「あなたが壊したのだから、あなたが修理費を払え」と言って請求してきました。どうしたらいいでしょううか。

まず請求には応じない

さまざまな状況は考えられますが、まず、請求に応じてはいけません。支払ってしまうと、どうにもならないからです。

原因と責任

会社は私たちを雇っています。人間はミスをおかす以上、そのミスが発生することも含めて、彼らは私たちのことを雇っています。

例えばレジの入力をするとき、どんなに気をつけていてもミスは発生します。使用者がそれを避けたいのなら、労働者を多く雇って手間をかけてもチェックを厳しくしたり、新しいレジを導入して、ミスが減るように設備投資すればよいことです。

この場合、機械を使っていても、その機械が故障することが必ずあります。壊れて使い物にならなくなる時期も来ます。また、労働者が機械の使い方を誤る場合もあるでしょう。

機械を故意に壊したのであれば、これは労働者の責任です。

しかし、今回の場合はそうではありません。少なくても、機械が壊れた責任のすべてが労働者にはありません。

やはり請求には応じない

これを理解したら、まず請求には応じないということが必要です。

道を歩いていて、人とぶつかったからといってお金を請求されても、それに対していきなり支払ってはいけないということと同じようなレベルです。

よく考えてみてください。

相手は、私たちの財布に手を入れて、お金を抜き取っていくことはできません。

もし仮に、賃金から天引きしようとしたら、これは労働基準法違反です。労働基準監督署へ行って申告しましょう。

それでも使用者が強い態度に出たり、裁判で訴えるぞと脅すときは、弁護士か労働組合に相談しましょう。特に金額が多いときはなおさらです。

通常であれば、全面対決するというよりは、きちんと話し合いをして、今後のことをどうするか考える方がいいのではないでしょうか。

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にいがた青年ユニオンとレインボーユニオン

2008年に誕生した労働組合。労働条件だけでなく、暮らしや健康問題にも強い関心を持つ。どこに住んでいても、どのような働き方でも加入できることから、2020年に「レインボーユニオン」に改名。にいがた青年ユニオンは、レインボーユニオンの新潟県支部になる。

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