バイト先を辞めようと思ったのに

授業料や生活費のために、アルバイトをしている学生が増えています。

その一方、新型コロナウィルス感染症の広がりが収まりそうもなく、飲食関連では仕事がなくなり、小売関連では人手が不足するという二極化が起きています。

こんな相談です。

進路のこともあるし、賃金は低いのに感染リスクをかかえてまでアルバイトを続けるのはどうかと言われ、レジのアルバイトを辞めようと思いました。しかし、人手が不足していることは知っています。辞めると伝えてから、ちょっとしたら、マネージャーの人から連絡が入っているのに気がつきました。辞めたい気持ちは変わらないので、どうしたらいいでしょうか。

辞めたければ辞めていい

いろいろなことを考えに入れて、アルバイトを辞めようと思い、そのことを伝えたのですから、迷うことはありません。普通に辞めることができます。

一方、マネージャーは、人手不足のため、しばらくの間、アルバイトを続けてくれないかとお願いするつもりかもしれませんが、別の用事の可能性もあります。

もし、続けてくれないかとお願いされたときにはどうするか、考えることにしましょう。

一つは、学業や進路のことです。

学生である以上、学業は優先されなければなりません。たしかに、学生を続けるためには授業料のことも心配ですが、それはそれ、これはこれです。アルバイトをすることによって、学業がおろそかになっては、本末転倒です。

また、学生は必ず卒業する時期が来ます。それは、勤め先もわかった上で雇っています。あなたが卒業する時期はわかっているのですから、そこから逆算して、いつまでに代わりの人を雇わなければならないか、マネージャーは知っています。卒業後の進路のことは、その後の人生に関わることですから、いま目の前のアルバイトよりも大切です。

もう一つは、感染リスクのことです。

多くの人と接しなければならないレジのバイトは、感染リスクの高い仕事です。マスクをする、手袋をする、仕切りをもうけるなど、対応策は採られていますが、緊張感が以前よりも増していることは確かです。非接触型の決済も進んでいますが、それも作業を大変にしているかもしれません。

そうした緊張感は疲れがたまるし、やはり学業に影響が出ます。低賃金に据え置かれているのに、たまったものではありません。

こう答えよう

マネージャーの連絡を受け取らないのは、あまりいいことではありません。要件がわからないからです。

連絡が取れたときに、「もうしばらく働いてくれ」と言われたら、はっきり断りましょう。

「もう辞めることにしたので、職場に戻るつもりはありません」ぐらいに止めてみてください。理由をあれやこれやと言う必要はありません。

仮に、理由を尋ねられたら、学業と進路の都合で仕事は続けられないと答えてください。それでも、続けて尋ねられるようなら、感染リスクのことを話してください。一人暮らしでどうにもできない、同居家族に移すのではないかと心配、進路のことで大切な時期に自分だけでなく友人にまで移すのではないかと心配など、状況に合わせて言ってみてください。

理由は、基本的に知らせる必要のないことです。しかし、このように順番に応えていけば、マネージャーも諦めるでしょう。

ここまで来ても食い下がってくるとか、だんだん怒鳴ってくるとなれば、しだいにパワハラに近くなっていきます。そうした場合は、たとえば労働組合に相談しましょう。私たちレインボーユニオンのように、地域で活動する労働組合があるので、検索してみましょう。

アルバイトは、自分の人生に役立たせるものであって、人生をゆがめるものではありません。

また、周囲の人は、学生がアルバイトをしているからと言って、労働者には権利があるということを忘れないでほしいと思います。

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にいがた青年ユニオンとレインボーユニオン

2008年に誕生した労働組合。労働条件だけでなく、暮らしや健康問題にも強い関心を持つ。どこに住んでいても、どのような働き方でも加入できることから、2020年に「レインボーユニオン」に改名。にいがた青年ユニオンは、レインボーユニオンの新潟県支部になる。

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