生きることに疲れた

毎日を暮らしていると、へこむことはありますが、大概すぐに気持ちを切り替えることができます。ですが、切り替えできず、それが長引くことがあります。こんなご相談です。

生きることに疲れました。死にたいと思ってリストカットもしました。仕事は早朝から夜中までぶっ続けです。会社に行くと、気持ち悪くなります。家族からは、甘えだと言われています。私はこの状況に耐えられません。

過労から離れよう

このブログでも、何度か記事にしてきましたが、過労はすべてを壊します。私たちが大切にすべき順番は、健康、暮らし、仕事の順です。過労は健康を壊すので、暮らしや仕事を壊します。まず、その状況から離れましょう。

まず、精神科や心療内科へいって診断を受けましょう。仕事の状況や日常生活で困っていることを話してみてください。

その診断を会社に伝えましょう。一時的に休養する方がよいと思います。おそらく就業規則等に、休職の決まりがあるはずです。

また、診断結果と、それについてどのように対応したらよいと言われたか、ご家族に伝えてください。以前よりは精神疾患について理解が進んできたとしても、身近にいないとあわててしまうことがあります。

その後どうするか

その後どうなるかわからなくて、どうしたらいいか判断がつきません。そんな理由で、休めないことがあります。

仕事に復帰するかどうかは、まず、身体の状況次第です。いま考えても結論は出ません。まずは、休養に専念しましょう。

生活費のことが心配になります。健康保険の制度として、傷病手当金があります。手続き用紙を会社からもらって、医師に記入してもらいます。医療費もなかなかの金額になりますが、自立支援医療(精神通院)という制度がありますので、少し長く通院するようになったら、病院で相談してみましょう。

会社との関係は

いまの条件のまま、職場に復帰することはよいことではありません。そこで考えられるのは、2つの方法です。

一つは、会社を退職することです。別の会社に就職すれば、長時間労働の激しい今の職場から離れることができます。気分的にもすっきりします。

もう一つは、その会社を変えることです。労働組合に加入して、会社に交渉を申し入れましょう。他の労働者もそれを望んでいるはずです。みんなで長時間労働を改善しましょう。少しずつ働きやすい職場になっていく状況を見れば、健康も暮らしも改善していきます。

それとは別に、健康をむしばんだのは、仕事によるものです。これは労働災害です。必要な手続き用紙に会社の書く欄があるので、記載を求めるのですが、おそらくその状況であれば協力しないでしょう。その場合は、会社記入欄は空白のまま、労働基準監督署に書類を提出してください。

労災保健給付関係請求書

労災認定には、少し時間がかかりますが、諦めずに手続きしましょう。

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にいがた青年ユニオンとレインボーユニオン

2008年に誕生した労働組合。労働条件だけでなく、暮らしや健康問題にも強い関心を持つ。どこに住んでいても、どのような働き方でも加入できることから、2020年に「レインボーユニオン」に改名。にいがた青年ユニオンは、レインボーユニオンの新潟県支部になる。

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