異動させられたため、退職せざるを得なかったとして、組合員が本人訴訟でたたかっています。会社側は、事前に組合員の自宅を訪問して面談したと主張していますが、そのときは、別の場所にいたことが本人の日記に残されていて、会社側が異動についてきちんと説明していなかったことは明らかです。

異動をきっかけに退職

勤務地から目と鼻の距離に住んでいた組合員が、別の事業所へ異動を命じられました。組合員は自動車免許を取ったばかりで、自動車やバイクを持っていなかったので、自転車で通勤していました。深夜から早朝の勤務のため、公共交通機関を利用することはできません。

自転車で通っていることはわかっているのに、ある日、遠方の事業所に転勤させられました。異動の命令には仕方なく従いましたが、通勤の負担が大きいため、異動先の所長に改善を申し入れましたが、「あなたはウチの事務所にはいらない」と言われたことがショックで、ついに退職しました。

説明がなかった

この間、会社に事情の説明を求めていましたが、会社は、説明らしい説明をしてくれませんでした。自転車の通勤は、身体の負担になり、膝や股関節に痛みが出ました。後に、変形性膝関節症と診断されています。

なぜ通勤困難な自分が異動させられたのか、なぜ「いらない」と言われなければならないのか、泣き寝入りはしたくないとたたかっています。

組合員は、「元の事業所から私を追い出すために異動させたのではないか」といいます。

会社側の傍聴も5名おり、注目の高さがうかがえます。次回期日は4月です。

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