公開の在り方は検討課題 意思申出に対する審議

新潟地方最低賃金審議会は23日、第4回目となる異議審を開きました。

10時、開始。定足数は満たす。会議は公開、10名傍聴の確認。

10時1分、事務局から説明。8月7日の答申を公示したこと。それに対して33件の異議申立てがあった。

10時2分、局長から会長へ対して諮問。

10時3分、事務局から。8月22日に締め切り。

内容の概略。

えちごユニオンは1500円に。

佐藤さんは、41円では労使とも不利益、引き上げないか減額を。新型コロナ、デフレの状況の考慮を。学生バイトの経験から時給が上がっても労働時間を削られて手取りが減った。

県労連は30団体。最低生計費は1500円。物価高が続き実質賃金は下がり続けている。

レインボーユニオンは口頭で陳述。

10時16分、審議開始。

10時17分。労側:審議のプロセスは公示の内容とは別物。労働者側の異議申立ての意見に同意する。地域間格差もある。しかし、十分議論を尽くした。互いに真摯に話し合ったので、再審議は必要ない。

使側:佐藤さんは使用者の立場。審議を尽くしてきたがコロナ禍で賃上げは厳しい。3要素を元に22円を主張してきたが41円になった。反対した。減額の必要性がある。レインボーユニオンから公開のあり方について貴重な意見だ。今年度から公開が始まった。引き続き検討。

公益:佐藤さんの立場は。

事務局:立場は不明。労働者の経験から書いていると思う。

公益:異議申立ては労使のみ資格がある。

使側:使用者の観点ではある。

公益:使側の立場は。

使側:再審議して減額を求める。

公益:労側は再審議なし、使側は再審議を求めている。異議の手続きについては金額のみ。どこまで公開するかは問題がある。審議会令に定足数の決まり。個別折衝は3者が揃わず定足数を満たしていないので専門部会ではない。 個別折衝も含め専門部会について来年度以降、どういう比重にするか課題。今年度は手続き的に問題はない。十分な審議は尽くした。答申額の増減は必要ない。

会長:休憩にする。

10時50分、議事再開。

使側:佐藤さんの申立を改めて読んだ。立場は労働者。主張は使用者。減額する再審議を求める。

労側:異議申立ての内容は読んだ。先ほど述べた通り。再審議の必要性なし。

公益:本審で審議している。専門部会をやるまでのことはないと思うが。

使側:必要があれば専門部会を開いてほしい。

公益:審議の手続きに問題はなかった。異議申立てを受けて、意見は対立しているがこれまで十分に審議した。答申どうりにすべき。

会長:再検討したが、十分に議論した。異議申立てに対して、新たな専門部会を開かないこれが会長案。これより挙手による投票を行う。賛成:公益4人、労側5人、計9人。反対:使側5人。

10時57分、答申文を配布。

10時58分、事務局が答申分を読み上げ。

11時、答申。局長あいさつ、官報に公示して10月1日から。労働局として、周知に務める。支援策も広げる。関係機関とも連携する。物価高が続き課題は山積している。

11時2分、専門部会を廃止。

10時3分、事務局連絡、議事終了。

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