労働組合結成!団結の中に希望がある ランチユニオン

私は、最低賃金近傍で17年間お弁当の配送ドライバーをしてきました。

4月30日に1枚の文書とともに、突然「明日から営業はしない。5月30日付で全員解雇」と社長から告げられた。衝撃が走り、息苦しい閉塞感と怒りの念も漂う。文書では「未払賃金」の記述もあいまいで支払われるかどうか、とても不安を感じた。このまま黙って推移を見守るだけでいいのだろうかとの気持ちが頭をよぎり、帰宅後、東京に本部がある「全国一般労働組合全国協議会」に初めて電話し相談した。

全国一般の渡辺啓二副委員長、新潟のレインボーユニオンの山崎武央代表による手際の良い果敢な運びにより瞬く間に従業員4名を含む6名で組合結成にこぎつけた。2人は富山まで何度もかけつけ、会社・破産管財人・ハローワーク・労基署等々への団交や申し入れ、また世論に訴える2度の適宜な記者会見や労働相談会も精力的に主導された。多くのマスコミ報道や労組支援の動きの広がりは、私たちの要求の実現を後押しした。

労組による団結は世を人間らしく生きる社会に変える力となり、希望です。

(分会長)

「全国一般全国協」2025年8月20日 175号より抜粋

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