最低賃金は1050円に!古町で街頭宣伝

2025年度新潟県最低賃金は、10月2日から1050円になりました。

過去最大の上げ幅とはいえ、いまだに1050円です。

レインボーユニオンは10月2日、新潟県労連、えちごユニオンといっしょに、新潟市古町十字路で街頭宣伝に取り組みました。

以下にレインボーユニオンからの訴えを掲載します。


私たちは、働く人たちの声を届けるために、この場所に立っています。この10月2日から、新潟県の最低賃金が1050円になります。初めて1000円を超え、大きく引き上がったように感じるかもしれません。もちろん、これは私たちが声をあげ、使用者側とも議論をして、取り組んできた結果であり、大きな前進です。

しかし、実際の生活はどうでしょうか。ペットボトルは200円の時代になりました。お米、食料品、ガソリン、電気代…あらゆるものが値上がりし、1050円になったからといって、暮らしが楽になったと感じる人は少ないはずです。そもそも、最低賃金とは健康で文化的な最低限度の暮らしを維持するために必要な金額です。今の物価高の中で、1050円という時給で、家族を養い、将来の不安を抱えずに生活できるでしょうか。

私たちは、1050円をゴールだとは思っていません。これは、あくまで通過点です。本当の意味で安心して暮らせる賃金、働く人みんなが幸せになれる賃金を目指して、声を上げ続けようではありませんか。

また、最低賃金が引き上がっても、実際にその金額が支払われなければ意味がありません。会社によっては、人手を減らして労働強化して、実質的な賃上げをしないケースもあります。私たちは、この1050円を働く人全員が確実に受け取れるよう、しっかりと見張っていかなければなりません。そして、次の引き上げに向けて、さらに大きな声を上げていく必要があります。みなさん、自分一人が声を上げても何も変わらないと思っていませんか。

しかし、その一人ひとりの小さな声が、労働組合に集まれば、大きな力になります。私たちは、働く仲間が集まる労働組合です。最低賃金の引き上げはもちろん、職場の賃金や労働条件の改善など、さまざまな問題に取り組んでいます。声を上げれば、社会は変わります。そして、その力を生み出すには、一人でも多くの仲間が必要です。私たちと一緒に、自分たちの暮らし、未来のために、力を合わせませんか。今こそ、労働組合に加入し、ともに声を上げましょう。

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