入っては辞め入っては辞めの繰り返し

卸売や小売といった労働集約型産業に働く労働者は、生活が苦しくて悩んでいます。私たちの組合員も同じです。

その共通点は、人手不足で低賃金ということです。

労働集約型産業とは、人間による労働力の割合が大きい産業です。労働者を低賃金で働かせていると、機械化する圧力が働かず、よりいっそう人の手に頼ることになります。

現在の日本のように内需が増えない中、製品の価格は値上げによるのではなく、労働者の賃金を低下させることで成立するようになります。

ここで働く労働者の賃金は、最低賃金に近くなります。しかし、機械化が進んでいない分、技術だけは要求されるため、労働者の中に不満がたまります。魅力的な労働条件ではないため、今の仕事にこだわる必要がなくなります。そのため、労働者がどんどんと辞めることになります。新しい人が入ると、新人教育が必要となり、なおいっそう仕事場が回らなくなります。

こんな悪循環はどうしたらいいでしょうか。

それは、労働者の賃金を上げさせることです。人件費が増えると、事業主は機械化をすすめる動機になります。そのためには、労働組合を通じて、労働条件の向上を求めていくことが必要です。しかし、一社だけが改善してもなかなか進展しません。産業全体で賃上げをしていく必要があります。

また、最低賃金を大幅に引き上げることも同じ効果を持ちます。最低賃金近傍で働く労働者の賃上げに直結します。

最低賃金大幅引き上げキャンペーンでは、多彩な労働組合が手を繋いで、最低賃金の大幅引き上げ、全国一律化を目指して活動しています。

最低賃金のことを周りの方とも話題にしてみてください。

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にいがた青年ユニオンとレインボーユニオン

2008年に誕生した労働組合。労働条件だけでなく、暮らしや健康問題にも強い関心を持つ。どこに住んでいても、どのような働き方でも加入できることから、2020年に「レインボーユニオン」に改名。にいがた青年ユニオンは、レインボーユニオンの新潟県支部になる。

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