パワハラに耐えかねて失業したとき雇用保険はどうなる

パワーハラスメントっていう言葉は、広く認知されるようになりました。どの会社も、パワーハラスメントの防止に関する取り組みをしなければなりません。しかし、まだまだパワーハラスメントがなくなる状態でもありません。

イジメ、暴言、ハラスメントで退職せざるを得なかった人もいるでしょう。そんな時、退職後の生活を支えてくれるのが、雇用保険の基本給付（失業保険）です。

自ら辞めたと難癖をつけられて泣き寝入りしなければならないのでしょうか。

パワハラでやめれば自己都合ではない

自ら辞めたという形を取られたとしても、パワハラで辞めさせられたことに違いありません。

あくまでも、判断はハローワークが行いますが、パワハラを受けて退職すれば自己都合ではありません。特定受給資格者というものになります。

離職票を手に入れる

退職後に会社から離職票を受け取りましょう。そこには会社が記載すべきところと同時に、労働者の記載すべきところがあります。

会社が何を言ってきたとしても、自分が書くべきところについては正確に書いてください。会社がなんと言ってきたとしても、自分の意見を曲げてはなりません。

また、その内容についてはハローワークの職員に対してきちんと主張しましょう。さらにハラスメントがどのようにして行なわれたのか、追加説明する文章も作って持っていくと良いでしょう。

なお、いじめの延長線として離職票を速やかに出してこない会社もあります。そのような場合は、離職票がなくてもハローワークへ行って相談してください。