ALT偽装請負に対して労働局へ指導要請

県立高校で英語を教える外国語指導助手(ALT)が偽装請負であることから5月18日、新潟労働局に是正するよう要請しました。

新潟県教育委員会は、人材派遣会社とALTの業務請負契約を締結し、県立高校に配置。しかし、年度が替わる際、委託先を変更したことからALTが県内での職場を失いという事態に。

教育委員会は、英語教員が授業計画を行うものの、ALTに直接指示しないようにしていると強弁。

しかし、現実には、ALTのAがアシスタント(助手)であることから考えても、英語教員との密な連絡は必要です。しかも、英語教員の提出する授業計画は派遣会社を通じて、そのままコピーがALTに渡るだけ。

さらに、ALTは、教材を学校で用意されたものを利用しており、とても請負の実態とはいえません。

文部科学相はすでにALTの業務委託を直接雇用や派遣に切り替えるよう通知。4月には千葉労働局が千葉県柏市に対して業務委託が「偽装請負」に当たるとして是正指導しています。

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