最賃生活から健康で文化的な最低限度の生活を考える

極論すれば、政治は生活に困窮することがないようにするための営みです。

私たちは、健康で文化的な最低限の生活を営む権利があります。そして、労働者の場合なら、最低賃金がその水準を決めています。

現在の最低賃金の水準が本当にそれを満たしているのか調べる取り組みの一つが、最低賃金生活体験です。かつて私たちも実施してみましたが、今年は愛知で行われています。

最低賃金生活体験では、節約に気をつけつつ、仕事や生活を無理なく送るとどうなるか、家計簿をつけながら1ヶ月を暮らします。

大変そうに聞こえるかもしれませんが、お金があまりないと支出する費目がないので、家計簿をつけるのは簡単です。

こちらが1週間後です。

現実の生活でも、嗜好品をゼロにすることはありません。

2週間後です。

まだまだ順調のようですね。いよいよ折り返しです。

そして、悲劇が待っていました。

現実の生活でもそうですが、一番大変なのはこうした突然の出費です。十分な貯蓄のない状態で突然の出費があると、その後の生活をかなり切り詰めなければなりません。貯蓄の大切さがよくわかります。最低生計費調査でも必ず貯蓄の項目が起こされますが、こうした理由によるものです。

この最低賃金生活体験は、一カ月間行われることが普通です。

しかし、チャレンジする人は1ヶ月経てば、ここから抜け出すことができるという気持ちを持って生活することができます。それが「生きがい」です。

私たちレインボーユニオン(当時はにいがた青年ユニオンという名称でした)が行った時は、3ヶ月間行いました。

最低賃金付近で生活している人は、その生活から抜けることはありません。

現実に最低賃金の収入程度で生活する人もいましたが、私たちは、この生活からいつまでも抜け出すことができないという気持ちを体験することとなりました。これが本当に一番苦しかったことです。

現実のケースには、ローンを組んで生活費に充てることがあります。それがますます苦しめますが、体験ではわからないことです。

最低賃金生活体験にチャレンジするときは、ぜひ考えをめぐらしてほしい点です。

現在の最低賃金の金額では、健康で文化的な最低限度の生活を送ることはできません。苦しさから抜け出せないのですから、将来に希望を持つこともできません。だから、私たちは、時給1500円を目指します。

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にいがた青年ユニオンとレインボーユニオン

2008年に誕生した労働組合。労働条件だけでなく、暮らしや健康問題にも強い関心を持つ。どこに住んでいても、どのような働き方でも加入できることから、2020年に「レインボーユニオン」に改名。にいがた青年ユニオンは、レインボーユニオンの新潟県支部になる。

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