二者協議で何をしているのか 2024年度新潟県最低賃金専門部会
最低賃金は審議会で決定されています。 しかし、その議論の過程の多くは非公開とされてきました。専門部会の三者協議が原則公開となったのもここ最近の話です。 しかし、それも不十分です。 実際に突っ込んだ話をする会議は、公労、公使の二者協議であって、非公開です。ここでは、労使が直接に面して協議しません。 レ… 続きを読む
最低賃金1500円には政府自治体の支援が必須
政府は2020年代に最低賃金を1500円に引き上げる方針です。これに対して、商工リサーチの結果、青森県内の7割近い企業が達成が不可能と考えていると報じられました。 ただし、全国で調査されていますが、最低賃金が1000円未満の件では達成不可能と応える企業が多くありますが、逆に1000円以上の16都道府… 続きを読む
最低賃金の引き上げ要望 全国で最下位の秋田
2024年度地域別最低賃金で全国最下位となった秋田において20日、全国一律最低賃金の実現を求める「全国一般労働組合全国協議会」や港湾産業の労働組合「全港湾秋田支部」など3団体が秋田県と秋田労働局に対して申し入れました。 要望書では、地域間格差の是正と中小企業の賃上げにつながる支援を求めています。 最… 続きを読む
公契約1460円 世田谷区で2025年4月から
東京都世田谷区では、2025年4月から区の公共事業や業務委託を受注する企業に対して、労働者の賃金の下限を時給1330円から1460円に引き上げると発表しました。 東京都内の最低賃金は1163円ですが、民間は人手不足のため、それを上回る金額で求人されていることが多くあります。逆に、自治体の下請けに最低… 続きを読む
最低賃金の大幅引き上げに向けて努力の年に
2025年になりました。年々1年が早く感じられるといいますが、私たちにとって2024年は、最低賃金について大きく変化する年でした。 ついに政府が1500円という数字を出しました。引き上げスピードは、まだまだ遅いと思っていますが、それでも、これまでのゆっくりしたスピード感ではありません。 これは、物価… 続きを読む
最低賃金「全都道府県1000円以上」目標は低すぎないか
連合が2025年度の最低賃金引き上げについて、全都道府県で時給1000円以上を超える目標を掲げたと報じられました。 一番低くなっている秋田では時給951円。あと49円ということになりますが、石破政権は2020年代に全国加重平均1500円としていて、そこから考えると、かならず達成できる水準です。 時給… 続きを読む
徳島を見習い新潟でも賃金助成を行うべき
11月から徳島では新たな最低賃金980円が適用されています。全国で最も高い84円の引き上げ幅です。これに対し、徳島県は、事業者に対して賃上げに対する助成事業を始めました。 支給額は正規雇用1人5万円、非正規同3万円で、1事業者あたり最大50万円。県内で勤務する従業員を対象に今年4月1日~11月1日に… 続きを読む
徳島県が最低賃金引き上げで一時金
2024年度地域別最低賃金の引き上げ額が最も高くなった徳島県では、中小零細企業の負担緩和のため、1人あたり正社員5万円、非正規社員3万円を企業に支給する独自の支援策を実施します。 自治体独自に支援する動きは全国に広がっていて、徳島の支給対象は9月以降に時給を930円未満から新たな最低賃金である980… 続きを読む
新潟県最賃985円で確定 レインボーユニオンは異議申し立て
新潟地方最低賃金審議会は21日、異議申出を認めず、新潟県最低賃金を985円にすることを答申しました。新しい最低賃金は10月1日から発効されます。 私たちは、えちごユニオンとともに20日に異議申立書を新潟労働局に対して提出しました。異議申出書では、生計費調査を重視しておらず、諸外国並みに引き上げなけれ… 続きを読む
最低賃金より低くなったらどうしたらいいですか
最低賃金が上がることによって影響を受ける労働者が増えています。 今年度の引き上げ額は、目安額が50円ですから、いまは最低賃金より高くても、50円引き上がると追い越されるというケースは大いに考えられます。 そのとき、自分の賃金はどう計算されるのでしょうか。 「最低賃金より低い募集に応募してしまったら」… 続きを読む
最低賃金の年2回改定と議事の公開求める意見書を提出
レインボーユニオンは8日、新潟地方最低賃金審議会に対して意見書を提出しました。低賃金労働者の生活実態にあった参考基準にして年2回改定をすることや、引き上げ目標を定めること、官製ワーキングプアをなくすこと、付帯事項への要望、議事の公開などを求めています。 意見書ダウンロード 意見書資料ダウンロード
議事要旨が早期に公開 新潟地方最低賃金審議会
2024年度新潟地方最低賃金審議会は、第1回目を7月3日に開きました。そこでは、10数年ぶりに事業場視察の実施を決め、レインボーユニオンの要請が実現しました。 さらに、その議事要旨が5日、新潟労働局のホームページに掲載されました。2023年度の審議会の記録が年末にしか公表されなかったことと比べて、非… 続きを読む
実地視察の実施を求める意見書を提出
2024年度の地域別最低賃金の議論が始まろうとする中、第1回目の新潟地方最低賃金審議会を前に、「事業場視察の実施に関する意見書」を提出しました。 新潟地方最低賃金審議会では、ここしばらく実地視察を行っていませんが、最低賃金の影響を強く受ける労使の生の姿を見てほしいと要望したものです。 要望書には、全… 続きを読む
低賃金労働者の声を生かす審議会運営を!厚労省と交渉
最低賃金大幅引き上げキャンペーン委員会は3日、厚労省に対して最低賃金審議会に低賃金労働者の声を反映するよう求めました。 レインボーユニオンは、議事の公開に関して現在調査をすすめていますが、それに基づく交渉をしました。 現在の審議会の運営では、金額審議を行う専門部会のやりとりが完全に公開されておらず、… 続きを読む
公益が主導で45円 長崎最賃審
2023年度地方最低賃金審議会の議事録が揃ってきて、全容が明らかになりつつあります。かつてよりも議事録がホームページに公開するようになり、ある程度入手しやすくなりました。 2023年度の特徴は、これまで4ランクに分けられていましたが、地域間格差に対する問題が大きくなり、3ランク制に改められました。し… 続きを読む
労働相談の増える原因に最低賃金の低さが影響か
岩手県労働委員会で昨年度寄せられた労働相談が687件で、過去最多になったと報じられました。 現在、岩手県は最低賃金が日本で一番低く、そのことは何かにつけて触れられます。 労働相談の内容を見ると、賃金や手当に関する相談が162件と最も多くなっています。最近の傾向としてはパワハラや嫌がらせに関する相… 続きを読む