労災認定にグーグルマップ履歴を利用したケースは他人事じゃない

長時間働いたかどうかを争うときに、スマートフォンを利用した方法が使われるようになるかもしれません。 食品工場で働いていて病死した男性(54)をめぐり、タイムカードに加え、スマートフォンの地図アプリの移動履歴を参考に残業時間を計算し、労災が認定されていたことがわかった。代理人の大久保修一弁護士は「アプ… 続きを読む

   

労働者も使用者も最低賃金についてどう思うか意見を出そう

2023年度新潟県最低賃金をいくらにするか決める議論がスタートしています。 現在、最低賃金法に基づいて、新潟県内で関係する労働者や使用者は意見を述べることができます。 最低賃金はすべての人に影響します。一部の人の意見で決めてよいものではありません。 特に、その影響を強く受ける非正規労働者や零細事業主… 続きを読む

   

理由をでっちあげられて解雇された

こんなご相談です。 仕事をさぼっている、ミスが多いなど身に覚えのないことを理由にして、解雇を告げられました。どうしたらいいでしょうか。 解雇に同意せず、争う姿勢を明確に 突然、解雇と言われると動揺してしまいます。それと同時に、あきらめも生じます。解雇と言われた職場に居続けると考えると、将来が不安にな… 続きを読む

   

最低賃金引き上げ求める会長声明を公表 新潟県弁護士会

新潟県弁護士会は27日、労働者の生活を守るためには、最低賃金の大幅な引上げが必要とする会長声明を公表しました。 国が全国平均で時給1000円以上を目指しても、ワーキングプアの水準をわずかに超える程度と指摘。また、地域間格差が大きいことも重大な問題だとしています。

   

精神障害の労災認定基準にカスハラ等が追加

厚生労働省「精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会」は19日、報告書案をとりまとめました。業務による心理的負荷を原因とする精神障害について、負荷の大きさに関する評価表に「顧客や取引先、施設利用者等から著しい迷惑行為を受けた」(カスタマーハラスメント)、「感染症等の病気や事故の危険性が高い業務に従… 続きを読む

   

最低賃金はなぜいくら上げたのか考えよう

まもなく最低賃金の引き上げ額をどうするか、議論の始まる夏がやってきます。 例年、7月に中央最低賃金審議会が各県ごとの引き上げ目安額を示し、8月に新潟地方最低賃金審議会が実際の引き上げ額を答申します。そして、10月から新しい最低賃金でスタートします。 近年、注目を浴びる最低賃金ですが、政府は今年度、全… 続きを読む

   

暮らし向きにゆとりない

日本銀行が実施する生活意識アンケート調査で、暮らし向きにゆとりがないと感じる人が増えています。 2023年2月から3月に実施されたアンケートによると、暮らし向きに「ゆとりがなくなってきた」は56。0ポイントで増加傾向です。物価に対する実感は「上がった」と回答した人は9割以上となり、やはり物価高騰が影… 続きを読む

   

ひとりでやるか、みんなでやるか

職場のトラブルを解決したいと思うとき、労働基準監督署を思いつく人が多いのではないでしょうか。 実は、労働基準監督署は、警察署です。労働基準法のような法律を担当して取り締まるのですが、やることは警察と同じです。みなさんは、その警察のような働きを期待しているでしょうか。おそらくノーです。 行政が「個別紛… 続きを読む

   

休憩中に留守番をさせられる

なんとなく、なあなあにされていませんか。 新しい職場では、留守番をさせられます。休憩中にかかってきた電話を先輩に繋げるためだそうです。みなさん、当たり前のようにしているのですが、これっておかしくないですか。 おかしいことに気がつくことは大切 おかしいということに気がつくことはとても大切です。 休憩時… 続きを読む

   

ミスをした分の自腹を強制されそう

人間ですから、誰にでもミスはあります。 商品の仕入れを間違えて数量を多くしてしまいました。「損害が出たので買い取れ」と言われていますが、応じなければならないのでしょうか。 いきなり請求には応じない 人間というミスをする生き物を雇っている以上、そのミスについて雇用主はある程度覚悟しなければなりません。… 続きを読む

   

賃金のデジタル払いが解禁された

4月1日から銀行口座への口座振り込みではなく、デジタルマネー(電子マネー)を会社と従業員の資金移動業者の口座間で移動することで給与を支払う制度が解禁されました。 「資金移動業者」というのは聞き慣れない言葉ですが、通貨をデータに変えて支払いなどを行う銀行以外の業者で、例えばPayPayやLINE Pa… 続きを読む

   

正社員だと思ったら契約社員だったとき

こんなご相談です。 正社員の求人が出ていたので応募しました。零細企業なので労働条件明示書や契約書のようなものもなかったので気にはなったのですが、面接の上、採用されることになりました。働き始めてしばらくして、労働条件が契約社員のものだと気が付きました。 こういうために労働条件明示書は必須 実は、求人の… 続きを読む

   

五月病がひどいときの対処法

4月に新しい会社に入ったり、新しい部署に移動したりして、新しい環境に慣れようとがんばると起きる五月病。 私たちの身体には、そうしたストレスに対して抵抗する力があり、五月病もその結果として起きる現象ですが、あまりにひどいときはどうしたらいいでしょうか。 正常な反応だから深く悩まない たとえば、大勢の人… 続きを読む

   

新社会人だからこそ家計管理をしよう

初めて働くと、賃金の多さに驚きます。 ですが、すぐに出ていく方も多いことに気がつくでしょう。 一人暮らしをするとわかりますが、家電が壊れて急遽揃えなければならなくなり、買い替えなんてことも。 あわてなくていいように、誰でもできる家計管理のこつをご紹介しましょう。 気軽にできることで なるべく安い食品… 続きを読む

   

ハラスメント防止のためには労働組合へ

パワーハラスメントやセクシャルハラスメントは、労働者の尊厳を損なわせ、職場での生産性を低下させます。誰にとっても利益はありません。 それなのに、最近の労働相談で最も多いものが、いじめやハラスメントです。 セクハラとは わかりきっているかもしれませんが、セクハラとは何でしょうか。 法律では、男女雇用機… 続きを読む

   

試用期間中に解雇と言われた!あきらめずに抵抗しよう

雇用されたとき、最初に「試用期間」が設定されることがあります。ですが、これは、お試し期間ではなく、あくまでも雇用契約の成立している期間中です。当然、解雇については制限されています。 解雇は制限される 雇用契約について、使用者側が一方的にその契約を破棄しようとすることを解雇といいます。これが世間で横行… 続きを読む