ひとりでやるか、みんなでやるか

職場のトラブルを解決したいと思うとき、労働基準監督署を思いつく人が多いのではないでしょうか。 実は、労働基準監督署は、警察署です。労働基準法のような法律を担当して取り締まるのですが、やることは警察と同じです。みなさんは、その警察のような働きを期待しているでしょうか。おそらくノーです。 行政が「個別紛… 続きを読む

   

休憩中に留守番をさせられる

なんとなく、なあなあにされていませんか。 新しい職場では、留守番をさせられます。休憩中にかかってきた電話を先輩に繋げるためだそうです。みなさん、当たり前のようにしているのですが、これっておかしくないですか。 おかしいことに気がつくことは大切 おかしいということに気がつくことはとても大切です。 休憩時… 続きを読む

   

ミスをした分の自腹を強制されそう

人間ですから、誰にでもミスはあります。 商品の仕入れを間違えて数量を多くしてしまいました。「損害が出たので買い取れ」と言われていますが、応じなければならないのでしょうか。 いきなり請求には応じない 人間というミスをする生き物を雇っている以上、そのミスについて雇用主はある程度覚悟しなければなりません。… 続きを読む

   

賃金のデジタル払いが解禁された

4月1日から銀行口座への口座振り込みではなく、デジタルマネー(電子マネー)を会社と従業員の資金移動業者の口座間で移動することで給与を支払う制度が解禁されました。 「資金移動業者」というのは聞き慣れない言葉ですが、通貨をデータに変えて支払いなどを行う銀行以外の業者で、例えばPayPayやLINE Pa… 続きを読む

   

正社員だと思ったら契約社員だったとき

こんなご相談です。 正社員の求人が出ていたので応募しました。零細企業なので労働条件明示書や契約書のようなものもなかったので気にはなったのですが、面接の上、採用されることになりました。働き始めてしばらくして、労働条件が契約社員のものだと気が付きました。 こういうために労働条件明示書は必須 実は、求人の… 続きを読む

   

五月病がひどいときの対処法

4月に新しい会社に入ったり、新しい部署に移動したりして、新しい環境に慣れようとがんばると起きる五月病。 私たちの身体には、そうしたストレスに対して抵抗する力があり、五月病もその結果として起きる現象ですが、あまりにひどいときはどうしたらいいでしょうか。 正常な反応だから深く悩まない たとえば、大勢の人… 続きを読む

   

新社会人だからこそ家計管理をしよう

初めて働くと、賃金の多さに驚きます。 ですが、すぐに出ていく方も多いことに気がつくでしょう。 一人暮らしをするとわかりますが、家電が壊れて急遽揃えなければならなくなり、買い替えなんてことも。 あわてなくていいように、誰でもできる家計管理のこつをご紹介しましょう。 気軽にできることで なるべく安い食品… 続きを読む

   

ハラスメント防止のためには労働組合へ

パワーハラスメントやセクシャルハラスメントは、労働者の尊厳を損なわせ、職場での生産性を低下させます。誰にとっても利益はありません。 それなのに、最近の労働相談で最も多いものが、いじめやハラスメントです。 セクハラとは わかりきっているかもしれませんが、セクハラとは何でしょうか。 法律では、男女雇用機… 続きを読む

   

試用期間中に解雇と言われた!あきらめずに抵抗しよう

雇用されたとき、最初に「試用期間」が設定されることがあります。ですが、これは、お試し期間ではなく、あくまでも雇用契約の成立している期間中です。当然、解雇については制限されています。 解雇は制限される 雇用契約について、使用者側が一方的にその契約を破棄しようとすることを解雇といいます。これが世間で横行… 続きを読む

   

60時間超の残業代引上げをチェック

中小企業でも、今月から月の時間外労働が60時間を超えた分に対して、50%以上の割増賃金を支払わなくてはならなくなりました。あなたの会社はどうでしょうか。 そもそも、時間外労働は、例外的な措置です。この例外は労使で決めて、労働基準監督署に届けます。これがサブロク協定です。 サブロク協定の中身は何でもい… 続きを読む

   

最低賃金のランクが3段階に見直し決定

都道府県ごとに決められている地域別最低賃金の目安となるランクを、4段階から3段階に見直すことになりました。今年10月の最低賃金の改定に向けた議論から導入されます。 新潟は4ランク中、上から3番目のCランクでしたが、3ランク制では上から2番目のBランクになります。 この見直しは、地域間格差の広がりを見… 続きを読む

   

職場の悩みはみんなで解決!労働組合に入ろう

私たちは、毎日働き、生活を成り立たせています。労働から切り離されて生きることができません。それが労働者です。 いつでもすぐにクビにされるようでは、生活が不安定になります。だから、私たちの先輩はたたかって、解雇に対して制限をかけてきました。いつまでも働かされるのでは、過労死してしまいます。そのため、長… 続きを読む

   

最低賃金「引き上げるべき」中小で4割

日本商工会議所は、最低賃金に関する調査を公表しました。 それによれば、2023年度の最低賃金について「引き上げるべき」との回答が42.4%に上り、前年より0.7ポイント上昇しています。 政府は、2023年度にも全国加重平均で1000円を超える目標を立てています。労働者の生活を考えると高い目標とは言え… 続きを読む

   

会社選びの時の注意点はどこ

労働者である以上、どんな会社で働くか、大きな関心事です。新しい会社で働くときの注意点について見ていきましょう。 まず、自分の適性や希望と会社での仕事がマッチしているか、確認しましょう。それに伴って、業界や会社が絞れてきます。 ハローワークや民間の紹介所、インターネットの就職情報サイトで、求人の情報が… 続きを読む

   

目の敵にされカメラで監視される

このようなご相談です。 社長から目の敵にされています。私の席の後ろに監視カメラをつけ始めました。どうしたらいいでしょうか。 監視カメラは何のためか 街中でもたくさん見かけますが、不必要なところにある監視カメラは、気持ちの悪いものです。 まず、社内に監視カメラがあることそのものは問題ありません。更衣室… 続きを読む

   

最低賃金の目標が1000円では低すぎる

政労使会議が15日、開かれました。そこで最低賃金が話題になりました。 政府は2023年度の最低賃金を全国加重平均で時給1000円にする目標を示しました。現在が961円なので、今夏39円アップさせなければなりません。 水準が低すぎる 以前から指摘している通り、時給1000円とは年収で200万円に到達し… 続きを読む